令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤‐鎮咳去痰」についての問題です。漢方処方製剤の問題のため、勉強した人でないと解けないです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
問題文には…、
「体力中等度以下で、 痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支 喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰の多い人には不向きとされる。」
「まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じ ることが知られている」
…とあります。
キーワードの「水様痰の多い人には不向き」から、判断します。
よって、「3」の「麦門冬湯 」となります。
また、「鎮咳去痰」の漢方処方製剤で、虚実(体力規定)が「体力中等度以下」なのは、当該麦門冬湯だけです。
ここからも、(よほどに勉強した人なら)判断できるかと思います。
「1」の「麻杏甘石湯 」は、「体力中等度以上」です。
鎮咳去痰の漢方処方製剤ですが、痔の痛みにも、効きます。
配偶者に差し上げてください。
「2」の「柴胡桂枝湯」は、「かぜ」の漢方処方製剤なので、そもそもが違います。
そして、体力規定(虚実)は、「体力中等度またはやや虚弱」です。
「4」の「半夏厚朴湯」は、「幅広く応用できる」という特徴があります。
そして、体力規定(虚実)は、「体力中等度」です。
「5」の「柴朴湯 」は、別名「小柴胡合半夏厚朴湯」です。
むくみには、不向きです。
そして、体力規定(虚実)は、「体力中等度」です。
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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