令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「脂質異常症及び高コレステロール改善薬」についての問題です。基礎・基本事項ばかりです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医療機関で測定した低密度リポタンパク質(LDL)の検査値が 140mg/ dLであった場合、脂質異常症とされる。」ですが、正しい記述です。
脂質異常症の正しい数字です。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字7」を一読をば。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「大豆油不けん化物(ソイステロール)は、コレステロールと結合して代謝されやす いコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を 促す効果を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「コレステロールエステルを形成」ウンヌンなのは、「リノール酸」と「ポリエンホスファチジルコリン」です。
選択肢の「大豆油不鹸化物(ソイステロール) 」は、「腸管におけるコレステロールの吸収を抑える 働きがあるとされる」です。
副作用の「悪心(吐き け)、胃部不快感、胸やけ、下痢等の消化器系の副作用が現れることがある。」も、併せて押えておきましょう。他県で、出てます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「パンテチンは、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の「パンテチン」ですが、これは、「LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、HD L産生を高める作用」です。
選択肢の言う「腸管におけるコレステロールの吸収を抑える」ウンヌンは、「大豆油不鹸化物(ソイステロール) 」です。
定番成分なので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ビタミンEは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管に おける血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障 害の緩和等を目的として用いられる」ですが、正しい記述です。
「ビタミンE」の正しい記述です。
キーワードの「血行を促進」などで、判断してください。
「血行がE-(イー)」ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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