危険物取扱者 丙種の公式過去問の第21問目の解説。第21問は、灯油の性状を問う問題です。選択肢のすべては、ド定番・ド頻出事項です。すべての正誤がつくようになっておきましょう。
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本問のレベルは「やさしい」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問は、灯油の性状に関する問題です。
すべて、基礎・基本的なものばかりです。選択肢すべての正誤が付くようにしてください。
乙4の内容ですが、「灯油‐乙4性消ざっくりノート」も、参考にしてください。
選択肢1の「水とは、あらゆる割合で混合する。」ですが、誤った記述です。
「灯油」ですが、「“非水溶性”危険物」です。水には溶けません。
要は、「油」ですよ。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢のように、「あらゆる割合で混合」するのは、アルコール類などが該当します。焼酎のお湯割りなどをイメージしてください。
選択肢2の「蒸気比重は1より小さい。」ですが、誤った記述です。
数字を憶える必要はありませんが、灯油の蒸気比重は、「4.5」です。
灯油に限らず、大半の乙4危険物の蒸気は、空気よりも重く、低所に滞留します。
よって、火災の危険がさらに増すわけです。
当該危険性を認識するための設問かと思われます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「20°Cで引火の危険性がある。」ですが、誤った記述です。
「灯油」の引火点は、「40℃」です。
数字は、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、お友達の「軽油」の引火点は、「45℃」です。併せて、押えておきましょう。
選択肢4の「電気の不良導体である」ですが、正しい記述です。
灯油は、電気の不良導体のため、ガソリン同様に、静電気が滞留しやすいです。
そのため、流動によって、静電気が発生しやすいです。当該静電気による火災の恐れがあります。
当該注意事項を認識させるための設問かと思われます。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
本問は、「正しいものはどれか?」です。
よって…、
正解:4
…と相なります。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物一般・・・「やや難」。
2問:仮貯蔵・・・「やさしい」。当然。
3問:指定数量・・・「やさしい」。絶対取れる。
4問:運搬・・・「ふつう」。基本問題。
5問:書換・・・「ふつう」。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:丙種危険物・・・「やさしい」。
8問:保有空地・・・「ふつう」。
9問:第5種消火設備・・・「難」。
10問:各種規制・・・「ふつう」。
11問:燃焼・・・「ふつう」。
12問:一酸化炭素の燃焼式・・・「難」。
13問:分解燃焼・・・「ふつう」。
14問:消火方法と消火原理・・・「ふつう」。
15問:静電気・・・「ふつう」。
16問:性状・・・「ふつう」。
17問:丙種の消火器・・・「ふつう」。
18問:専用タンク等の腐食・・・「ふつう」。
19問:水とガソリン・・・「やさしい」。
20問:引火性液体・・・「やさしい」。
21問:灯油の性状・・・「やさしい」。
22問:軽油の性状・・・「ふつう」。
23問:重油・・・「ふつう」。
24問:動植物油類・・・「ふつう」。
25問:引火点・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
「 チャレンジライセンス 丙種危険物取扱者テキスト 新訂版 」を使えばよいでしょう。
当該テキストには問題も多々掲載されているので、本書1冊で十分です。なにより、安いです。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「丙種の独学」をお読みください。
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