危険物取扱者 丙種の公式過去問の旧9問目の解説。旧9問は、第4種消火設備の規定を問う問題です。消火設備は、定番の第5種(小型消火器、水バケツなど)を押えておいて、それ以上のものは、『捨て問』にするのがいいです。本問は、消防設備士レベルなので、解けなくていいです。本問は、アーカイブ問題(差し替えによって削除された問題)です。
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本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問は、第4種消火設備の問題ですが、ここまで、押えている受験生は、あまりいないと思います。
乙種4類でも、ここまで出されると、正解できる受験生は少ないように思います。少なくとも、わたしが現役の受験生のときなら、解けなかったはずです。
ぶっちゃけ、消火設備の論点は、先述したように、定番の第5種(小型消火器、水バケツ、乾燥砂、膨張ひる石など)だけ押えて、それ以上は深追いしないのが賢明です。
消防設備士レベルの出題なので、できなくても仕方ないです。
本試験なら、『捨て問』候補です。
本問は、本試験ではこういう難問が出ることがある、といった感じに、傾向把握の一環として、見ておきましょう。
選択肢1の「泡を放射する小型の消火器」ですが、第4種消火設備ではありません。
「小型の消火器」は、第5種消火設備です。
よって、選択肢は、「×」と相なります。
なお、4類(引火性液体)の火災に、泡消火器は使用可能です。
選択肢2の「屋内消火栓設備」ですが、第4種消火設備ではありません。
「屋内消火栓設備」は、第1種消火設備です。
よって、選択肢は、「×」と相なります。
選択肢3の「二酸化炭素を放射する大型の消火器」ですが、大型の消火器は、第4種消火設備です。
次に、4類(引火性液体)の火災に、二酸化炭素消火器は使用可能です。
よって、選択肢は、「○」と相なります。
選択肢4の「乾燥砂」ですが、第4種消火設備ではありません。
「乾燥砂」は、第5種消火設備です。
よって、選択肢は、「×」となります。
なお、4類(引火性液体)の火災に、乾燥砂は使用可能です。
本問は、「4類(引火性液体)の火災に適応する、第4種消火設備はどれか?」となります。
よって…、正解:3
…と相なります。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物一般・・・「やや難」。
2問:仮貯蔵・・・「やさしい」。当然。
3問:指定数量・・・「やさしい」。絶対取れる。
4問:運搬・・・「ふつう」。基本問題。
5問:書換・・・「ふつう」。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:丙種危険物・・・「やさしい」。
8問:保有空地・・・「ふつう」。
9問:第5種消火設備・・・「難」。
10問:各種規制・・・「ふつう」。
11問:燃焼・・・「ふつう」。
12問:一酸化炭素の燃焼式・・・「難」。
13問:分解燃焼・・・「ふつう」。
14問:消火方法と消火原理・・・「ふつう」。
15問:静電気・・・「ふつう」。
16問:性状・・・「ふつう」。
17問:丙種の消火器・・・「ふつう」。
18問:専用タンク等の腐食・・・「ふつう」。
19問:水とガソリン・・・「やさしい」。
20問:引火性液体・・・「やさしい」。
21問:灯油の性状・・・「やさしい」。
22問:軽油の性状・・・「ふつう」。
23問:重油・・・「ふつう」。
24問:動植物油類・・・「ふつう」。
25問:引火点・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
「 チャレンジライセンス 丙種危険物取扱者テキスト 新訂版 」を使えばよいでしょう。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「丙種の独学」をお読みください。
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