危険物取扱者 丙種の公式過去問の第13問目の解説。第13問は、分解燃焼を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問は、分解燃焼を問う問題で、基本問題です。
当該○○燃焼の論点は、丙種のみならず、乙4、果てには、甲種まで出てくる論点です。
今後、何回も目にするはずなので、今のうちから、きっちり、頭に入れておくほうが無難です。
選択肢1の「灯油」ですが、誤った記述です。
灯油は、「蒸発燃焼」です。
選択肢は、「×」と相なります。
ところで、当該「蒸発燃焼」には、灯油等の引火性液体のほか、固体では、『ナフタレン』や『硫黄』があります。こっちの方が出るので、憶えておきます。
参考:グーグル画像検索:硫黄
選択肢2の「コークス」ですが、誤った記述です。
コークスは、「表面燃焼」です。
よって、選択肢は、「×」と相なります。
ところで、当該「表面燃焼」には、コークスのほか、『木炭』があります。こっちも出るので、憶えておきます。
選択肢3の「木材」ですが、正しい記述です。
木材は、「分解燃焼」です。
よって、選択肢は、「○」と相なります。
ところで、「分解燃焼」は、先の木材のほか、石炭やプラスチックも該当します。一緒に憶えておきましょう。
選択肢4の「硫黄」ですが、誤った記述です。
先も見たように、「硫黄」は、「蒸発燃焼」です。
よって、選択肢は、「×」となります。
先の「蒸発燃焼」「分解燃焼」「表面燃焼」のほかに、「自己燃焼(内部燃焼)」があります。
当該「自己燃焼(内部燃焼)」には、「セルロイドやニトロセルロース」が該当します。これもよく出るので、押さえておきます。
本問は、「分解燃焼の起きるものはどれか?」となります。
よって…、
正解:3
…と相なります。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物一般・・・「やや難」。
2問:仮貯蔵・・・「やさしい」。当然。
3問:指定数量・・・「やさしい」。絶対取れる。
4問:運搬・・・「ふつう」。基本問題。
5問:書換・・・「ふつう」。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:丙種危険物・・・「やさしい」。
8問:保有空地・・・「ふつう」。
9問:第5種消火設備・・・「難」。
10問:各種規制・・・「ふつう」。
11問:燃焼・・・「ふつう」。
12問:一酸化炭素の燃焼式・・・「難」。
13問:分解燃焼・・・「ふつう」。
14問:消火方法と消火原理・・・「ふつう」。
15問:静電気・・・「ふつう」。
16問:性状・・・「ふつう」。
17問:丙種の消火器・・・「ふつう」。
18問:専用タンク等の腐食・・・「ふつう」。
19問:水とガソリン・・・「やさしい」。
20問:引火性液体・・・「やさしい」。
21問:灯油の性状・・・「やさしい」。
22問:軽油の性状・・・「ふつう」。
23問:重油・・・「ふつう」。
24問:動植物油類・・・「ふつう」。
25問:引火点・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
「 チャレンジライセンス 丙種危険物取扱者テキスト 新訂版 」を使えばよいでしょう。
当該テキストには問題も多々掲載されているので、本書1冊で十分です。なにより、安いです。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「丙種の独学」をお読みください。
★みんなとシェアする