危険物取扱者 丙種の公式過去問の第25問目の解説。第25問は、引火点を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問は、引火点に関する問題です。
引火点の具体的な数字を知らなくても、『分類』を押さえておけば、正解に辿り着けます。
4類危険物は、特殊引火物‐第1石油類‐アルコール類‐第2石油類‐第3石油類‐第4石油類、そして、動植物油類に分類されています。
後になるほど、引火点が高くなります。(要は、危険ではなくなります。)
選択肢1の「灯油」は、「第2石油類」です。
選択肢2の「重油」は、「第3石油類」です。
選択肢3の「ギヤー油」は、「第4石油類」です。
選択肢4の「ガソリン」は、「第1石油類」です。
よって、選択肢3の「第4石油類」である「ギヤー油」が、最も引火点が高くなり、正解と相なります。
丙種では、先のようなざっくりした認識で結構です。
しかし、乙4を受験予定なら、先の各分類は、正確に憶えておきましょう。
特殊引火物とは、1気圧において、『発火点が100度以下』のもの、または、『引火点が-20度以下で沸点が40度以下』のものをいいます。
第1石油類とは、1気圧において、『引火点が21度未満』のものをいいます。
第2石油類とは、1気圧において、『引火点が21度以上70度未満』のものをいいます。
第3石油類とは、1気圧において、『引火点が70度以上200度未満』のものをいいます。
第4石油類とは、1気圧において、『引火点が200度以上250度未満』のものをいいます。
アルコール類とは、『炭素数が3までの飽和1価アルコール』をいいます。
乙4を受験するなら、今のうちに、これらの数字を憶えてしまいましょう。
なお、以上・未満の使い分けは、「以下・以上・未満・超える」を、参考にしてください。
本問は、「引火点が最も高いものはどれか?」です。
よって…、
正解:3
…と相なります。
丙種の例題は、以上です。お疲れ様でした!
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物一般・・・「やや難」。
2問:仮貯蔵・・・「やさしい」。当然。
3問:指定数量・・・「やさしい」。絶対取れる。
4問:運搬・・・「ふつう」。基本問題。
5問:書換・・・「ふつう」。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:丙種危険物・・・「やさしい」。
8問:保有空地・・・「ふつう」。
9問:第5種消火設備・・・「難」。
10問:各種規制・・・「ふつう」。
11問:燃焼・・・「ふつう」。
12問:一酸化炭素の燃焼式・・・「難」。
13問:分解燃焼・・・「ふつう」。
14問:消火方法と消火原理・・・「ふつう」。
15問:静電気・・・「ふつう」。
16問:性状・・・「ふつう」。
17問:丙種の消火器・・・「ふつう」。
18問:専用タンク等の腐食・・・「ふつう」。
19問:水とガソリン・・・「やさしい」。
20問:引火性液体・・・「やさしい」。
21問:灯油の性状・・・「やさしい」。
22問:軽油の性状・・・「ふつう」。
23問:重油・・・「ふつう」。
24問:動植物油類・・・「ふつう」。
25問:引火点・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
「 チャレンジライセンス 丙種危険物取扱者テキスト 新訂版 」を使えばよいでしょう。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「丙種の独学」をお読みください。
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