3問‐H30下期筆記の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第3問は、電気理論でおなじみ「抵抗値」を問う問題です。本問は、公式では解かず、暗記で解きます。よく出る表なので、丸ごと憶えましょう。本問のように、理論問題でありながら、暗記で解ける問題も出ます。文系は、確実に点としましょう。

3問‐抵抗値

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「ふつう」です。

 なお、本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。

解説

 電線の抵抗を求める公式は…、

 R=ρ*l/A

 …と相なります。

 「ρ(ロー)」は、抵抗率です。金属によって異なる数値です。必要な場合は、問題文で指示されます。

 公式の「l」は、長さ(m)を現します。長さの「length」の「l」かと思われます。

 公式の「A」は、断面積(㎡)を現します。面積の「area」の「A」かと思われます。

 本問は、本来なら、先の公式に、選択肢の数字を入れて、計算することになります。

 しかし、あまりに面倒なので、「暗記」で答えを求めます。

絶縁電線の許容電流

 解答に必要な「表」は、下の画像です。

 そう、お馴染みの「絶縁電線の許容電流」の暗記表です。

 

 この表の数字を刷り合わせて、答えを出すってな寸法です。

解く1

 問題文の銅導線は、「直径2.6mm」で「長さ10m」となっています。

 んなもんで、まず、「直径2.6mm」を表で見ると、「許容電流:48A」となっています。

 で、当該「許容電流:48A」に“近い数字”を探すと…、

 「より線」のグループに、「許容電流:49A」の「断面積:5.5mm2」のものがあります。

解く2

 長さを見比べます。

 問題文の銅導線は、「長さ10m」となっています。

 んで、選択肢の銅導線も、「長さ10m」となっています。

 長さは一緒なので、条件は同じです。

 よって、当該選択肢「ニ」の「断面積:5.5mm2」で「長さ10m」のものが、最も抵抗が近いものとなります。

補足

 本問は、このように、表さえを憶えていれば、解けた問題です。

 しかし、先に挙げた電気抵抗の公式「R=ρ*l/A」も、必ず、憶えてください。

 こっちの方がよく出るので、公式を暗記して試験に臨みましょう。

 さて、当該公式を使っての解き方を、以下に述べておきます。

 面倒なので、表暗記が一番かと思います。

 まず、「ρ(ロー)」ですが、どれも「銅」の導線なので、値が一緒ですから、比較の上で、無視できます。「1」くらいに仮定して、計算から省きましょう。

 んで、「銅導線」なので、「円の面積」を求めることになります。

 んで、当該「円の面積」の算出に使用する「π」は、問題の「注」にあるように、「π=3.14」で計算します。

 問題文の銅導線は、先の公式から、「10m/1.3*1.3*3.14」となり、「1.844…」と相なります。

 選択肢イの銅導線は、「20m/0.8*0.8*3.14」となるので、「9.952…」と相なります。

 選択肢ロの銅導線は、「10m/8」の「1.25」となります。

 選択肢ニの銅導線は、「5m/1.6*1.6*3.14」の「0.622…」となります。

 選択肢ハの銅導線は、「10m/5.5」なので「1.818…」となります。

 問題文のは「1.844…」だったので、選択肢ハの「1.818…」が最も近くなります。

 メンドウでしょ。んなもんで、先の表を丸暗記です。理論問題以外でも、当然、出るので、憶えて損はありません。

 

答え

 よって…、

 正解:ニ

 …と相なります。

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筆記過去問リスト

 第1問から第30問までは、「一般問題」です。

 第31問から第50問までは、「配線図」です。

一般問題

 1問:合成抵抗・・・「ふつう」。文系可。

 2問:交流回路・・・「ふつう」。

 3問:抵抗値・・・「ふつう」。

 4問:熱量・・・「ふつう」。文系可

 5問:スター(Y)結線・・・「難」。

 6問:電圧降下・・・「ふつう」。文系可。

 7問:三線電圧・・・「ふつう」。取れる問題。

 8問:許容電流計算・・・「ふつう」。取れる。

 9問:許容電流・・・「ふつう」。文系取れる。

 10問:分岐回路設計・・・「ふつう」。ド定番。

 11問:漏電遮断器・・・「やや難」。

 12問:地中配線・・・「ふつう」。

 13問:回転速度Ns・・・「ふつう」。

 14問:工具・・・「ふつう」。絶対レベル。

 15問:太陽電池発電・・・「やや難」。

 16問:ケーブル写真・・・「やさしい」。

 17問:器具写真・・・「ふつう」。取れる問題。

 18問:工具写真・・・「やさしい」。基礎。

 19問:電線接続・・・「ふつう」。

 20問:貫通工事・・・「ふつう」。

 21問:施工場所・・・「ふつう」。

 22問:D種接地工事・・・「ふつう」。取れる問題。

 23問:電流減少係数・・・「やさしい」。絶対レベル。

 24問:回路計操作・・・「やや難」。

 25問:対地電圧・・・「やや難」。

 26問:接地抵抗計・・・「ふつう」。取れる。

 27問:開閉器・・・「やや難」。取れる問題。

 28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。

 29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。

 30問:電気設備技術基準・・・「ふつう」。取る。

配線図

 31問:自動点滅器・・・「やさしい」。

 32問:図記号・・・「ふつう」。

 33問:図記号2・・・「ふつう」。基本問題。

 34問:コンセント・・・「ふつう」。

 35問:電線管図記号・・・「やや難」。

 36問:接地抵抗許容値・・・「ふつう」。絶対レベル。

 37問:図記号・・・「ふつう」。

 38問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。

 39問:図記号目的・・・「難」。

 40問:最少電線本数・・・「難」。

 41問:スリーブ当て・・・「難」。

 42問:電線管接続・・・「ふつう」。

 43問:器具写真・・・「ふつう」。

 44問:計測器・・・「やさしい」。

 45問:図記号・・・「難」。

 46問:圧着工具・・・「ふつう」。

 47問:スイッチ・・・「ふつう」。

 48問:リングスリーブ・・・「難」。

 49問:差込形コネクタ・・・「難」。

 50問:未使用コンセント・・・「ふつう」。1点取れる。

第2種電気工事士 合格の生命線‐独学向け教材

 

 憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。

 独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。

 教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、

 筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、

 技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。

 (教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。

 (「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)

第2種電気工事士 技能 独学 補助教材

 第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。

 とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。

 高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。

 利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。

 独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。

 わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。

 独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。

 次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。

 多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。

 これは、独学に関係なく、有用かと思います。

 さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、

 ・ホーザン(HOZAN) 合格クリップ P-926

 ・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用

 …です。

 クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。

 んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。

 なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。

 独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

 教材にお金を惜しんではいけません。

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 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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