第16問は、筆記のド定番論点の「ケーブル」の写真鑑別です。絶対に取らないといけない問題です。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
どうあっても取らないといけない問題です。
本問を間違えた人は、テキストを10回読みましょう。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
本問の写真のケーブルですが、問題文に注意すれば、わかると思います。
問題文には、「タイシガイセン EM600V EEF/F1.6mm JIS JET<PS>E E○○社タイネン 2017」と表記されています。
答えを導くのに必要なのは、下線のところです。
「EM600V EEF」を、じっと眺めれば、「EM EEF」の文字が浮かんでくるはずです。
「EM EEF」ですから、お馴染みの「600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形(エコケーブル・エコマテリアル)」であることが、わかると思います。
よって、答えは、選択肢ハの「600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形」と相なります。
先の「タイシガイセン EM600V EEF/F1.6mm JIS JET<PS>E E○○社タイネン 2017」の補足です。
「タイシガイセン」は、商品名かと思われます。
「600V」は、そのまま、低圧用の表示でしょう。
「F1.6mm」は、電線の太さです。
「JIS」は、お馴染みのJISマークです。このJISマークとは、一種の「お墨付き」です。
「JET」も、「お墨付き」の1つで、一般財団法人 電気安全環境研究所が認証したものです。
「<PS>E」は、「法令」でお馴染みの「特定電気用品」のマークです。これがないと、電気工事に使えません。
「E○○社タイネン」は、企業名と耐燃を意味しているように思われます。
「2017」は、製造年でしょう。
選択肢ロの「600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形」は、技能試験でお馴染みのケーブルである「VVF」です。
技能試験の材料にあるので、実際に手にとって憶えましょう。
参考:技能試験の教材
選択肢ニの「600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」は、これまた、お馴染みの「CV」線のことです。
ケーブルのアルファベットと日本語名は、実によく出るので、何回もテキストで読み、実際のケーブルを手にするなりして、頭に叩き込んでください。
こうした次第で…、
正解:ハ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:合成抵抗・・・「ふつう」。文系可。
2問:交流回路・・・「ふつう」。
3問:抵抗値・・・「ふつう」。
4問:熱量・・・「ふつう」。文系可
5問:スター(Y)結線・・・「難」。
6問:電圧降下・・・「ふつう」。文系可。
7問:三線電圧・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:許容電流計算・・・「ふつう」。取れる。
9問:許容電流・・・「ふつう」。文系取れる。
10問:分岐回路設計・・・「ふつう」。ド定番。
11問:漏電遮断器・・・「やや難」。
12問:地中配線・・・「ふつう」。
13問:回転速度Ns・・・「ふつう」。
14問:工具・・・「ふつう」。絶対レベル。
15問:太陽電池発電・・・「やや難」。
16問:ケーブル写真・・・「やさしい」。
17問:器具写真・・・「ふつう」。取れる問題。
18問:工具写真・・・「やさしい」。基礎。
19問:電線接続・・・「ふつう」。
20問:貫通工事・・・「ふつう」。
21問:施工場所・・・「ふつう」。
22問:D種接地工事・・・「ふつう」。取れる問題。
23問:電流減少係数・・・「やさしい」。絶対レベル。
24問:回路計操作・・・「やや難」。
25問:対地電圧・・・「やや難」。
26問:接地抵抗計・・・「ふつう」。取れる。
27問:開閉器・・・「やや難」。取れる問題。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電気設備技術基準・・・「ふつう」。取る。
31問:自動点滅器・・・「やさしい」。
32問:図記号・・・「ふつう」。
33問:図記号2・・・「ふつう」。基本問題。
34問:コンセント・・・「ふつう」。
35問:電線管図記号・・・「やや難」。
36問:接地抵抗許容値・・・「ふつう」。絶対レベル。
37問:図記号・・・「ふつう」。
38問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。
39問:図記号目的・・・「難」。
40問:最少電線本数・・・「難」。
41問:スリーブ当て・・・「難」。
42問:電線管接続・・・「ふつう」。
43問:器具写真・・・「ふつう」。
44問:計測器・・・「やさしい」。
45問:図記号・・・「難」。
46問:圧着工具・・・「ふつう」。
47問:スイッチ・・・「ふつう」。
48問:リングスリーブ・・・「難」。
49問:差込形コネクタ・・・「難」。
50問:未使用コンセント・・・「ふつう」。1点取れる。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
わたしのようにクレカの使用が嫌いな人で、コンビニ支払いが多い人は、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を推薦します。
結論から言うと、「独学向けの良質な教材」を使うことが、独学合格の“キモ”です。
詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2023年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2023 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2023年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28
」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
で、進み具合に応じて、独学の欠点を補う「ホーザン 合格クリップ」や、「ホーザン 合格ゲージ P-925
」、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22
」、「ホーザン-HOZAN-合格マルチツール
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先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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