第2種電気工事士の難易度

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 学科試験は、難易度的には、「乙4以下」で、「難しくはない」です。しかし、勉強しないとまず受からないです。技能試験は、「精神的に厳しい」です。ミス1つできない実技試験のためです。

学科試験の難易度

 学科試験の難易度ですが、有体に言うと、「難しくはない」です。

 学力的には、「乙4以下」です。(乙4=危険物取扱者:乙種4類→参考:乙4の独学

 乙4が取れるなら、穏当に、学科も通るでしょう。

 また、メジャー資格の簿記2級・3級、宅建等と比べると、はるかに、学科の方がカンタンです。(逆を言うと、宅建簿記の方が格段に難しいです。)

 これらの資格に合格できる学力があれば、学科も穏当に合格できます。

 こういうとアレですが、学科試験では、毎回のように問われる定番論点がたくさん出題されるので、点数が“格段に”取りやすいのです。

 また、過去問の使い回しも多く、学科は、過去問を3回繰り返せば、まず合格します。

 一見すると面倒に見える学科ですが、「やれば受かる」試験なので、精神的にはラクです。

 また、合格基準は「6割」正解ですから、逆を言えば、「4割」間違ってもいいわけです。この点でも、精神的にラクな試験です。

技能試験の難易度

 技能試験の難易度は、一口で言うと、「精神的に厳しい」です。

 技能試験は、実技試験のため、他の資格と比較できないですが、個人的なことを言うと、資格試験で手が震えたのは、第2種電気工事士の技能試験くらいです

 技能試験は、欠陥1つで落ちます。ケアレスミス1つすれば、落ちます。1つ失敗すると時間内に完成できないリスクが激増します。

 作業中ずっと、不合格のリスクが付きまといます。ミスできないというのは、本当に、精神的にキツイです。

 一見して職人風、プロ仕様の道具を使い、電気工事のベテランっぽい人が、『筆記免除者の受験票(おそらく去年、技能試験で落ちたので、今年は筆記免除で技能のみを受ける人の受験票)』を持っていました。

 「技能試験・本試験ミス」でも述べていますが、わたしも、危うく落ちそうになりました。

 技能の試験会場の独特の雰囲気が、さらに試験を厳しいものにします。

 技能の合格率は、「70%」もありますが、決してカンタンなものではありません。

 第2種電気工事士の難関は、技能試験なことを、重々承知しておいてください。

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