第2種電気工事士(2電工):筆記試験の最悪の勉強方法

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2種電気工事士(2電工)の筆記試験の「最悪な勉強方法」を説述。筆記の本試験問題は、過去問の「使い回し」が多いので、過去問の「問い・答え・解き方」を丸暗記する。時間がない人やどうしても試験に合格しないといけない人は、活用を。技能試験的問題や電気理論の最悪の勉強方法のほか、答えとなる選択肢の丸暗記について、例問を挙げて解説。

筆記試験の最悪な勉強方法

 以下に述べるのは、第2種電気工事士(2電工)の筆記試験の、「最悪の勉強方法」です。

 何の力も身に付かないので、本当に、時間がなくて本試験に間に合わないときだけに、参考としてください。

 結論から言うと、筆記の本試験問題は、過去問の「使い回し」が多いので、過去問の「問い・答え・解き方」を丸暗記してしまえば、当座には間に合う、といった次第です。

最悪の技能試験的問題

 

 最近の筆記には、いわゆる「技能試験的問題」という問題が出題されています。

 上の画像の問題は「R4 上期午前 第46問」の問題ですが、同じような問題に「R4 上期午後 第47問」があります。

 さて、「最悪の勉強方法」ですが、こういう技能試験っぽい問題は、電線の挿し方をそのまま憶えてしまいます。

 先の問題では、「上:スイッチ‐下:コンセントの配線」が問われていますが、「左黒黒、右赤白」といった感じに、“なぜそうするのか?”は無視して、電線の挿し方だけを機械的に暗記してしまうといった次第です。

 んで、以降の本試験にて、運よく、同じ「上:スイッチ‐下:コンセントの配線」が出たら、何も考えずに、「左黒黒、右赤白」のものを探して解答する、ってな次第です。

 先の問題は、筆記の勉強だけしかしてないと、到底解けませんが、「問い・答え・解き方」さえ憶えておけば、過去問の「使い回し」の際に、1点取れるってな次第です。

 なお、「電線の挿し方をそのまま憶える」ですが、これは、実は、技能の重要な時短テクニックだったりします。

 さて、「技能試験的問題」ですが、上述の2つの問題のほかに、「R3 下期午前 第41問」も、あります。

 本問も、答えの「電線の挿し方」を憶えれば、文系としては、やれることはやったと言えましょう。

最悪の電気理論

 文系ド素人が殊の外に苦手としているのが、「電気理論」です。

 しかし、電気理論の過去問には、「問い・答え・解き方」さえ憶えれば、点の取れる問題がそこそこあるのです。

 

 たとえば、上記のような、「R3 下期午後 第2問」の問題です

 抵抗の公式の「R=ρL/A」を展開する問題ですが、ぶっちゃけ、「上4、下Dの2乗、×10の6乗」と、答えだけ憶えてしまいます。

 我ながら、最悪と思いますが、公式を展開する手間を思えば、答えを憶えた方が早いです。

 次に、電気理論では、「文章問題」が出題されます。

 

 当該「抵抗」の問題は、「H30 上期筆記 第3問」の問題ですが、「公式:R=ρ*l/A」と「温度が上がると、抵抗が増える」だけを憶えるってな次第です。

 「文章問題」では、特に「問い・答え・解き方」が効くので、活用してください。

 最後に、電気理論ですが、文系ド素人には、まったく手に負えない問題も出てきます。たとえば…、

 

 …といった、「R3 下期午前 第4問」のような「消費電力計算」の問題です。

 一見するとお手上げですが、よくよく解説を読んでみれば、難しいのは、インピーダンスZを求めるところだけです。

 しかし、難しいと言っても、インピーダンスZは、単にルート(√)の計算だし、んで、残る作業は、オームの法則の算数です。

 本問も、「解き方」さえ憶えてしまえば、文系ド素人でも、十分に1点が取れてしまいます。

 電気理論には、少しの努力で1点が取れる問題がそこそこあります。

 電気理論だといって、食わず嫌いをしないで、“ここを憶えたら1点取れそう”という問題には、焼肉屋の配偶者のように、貪欲に食らいついてください。

最悪の選択肢暗記1

 

 上の問題は、「R3 上期午後 第22問」の問題です。

 「電気工事」に「接地工事の省略」という項目があります。

 以下の場合に、接地工事は省略できるのですが…、

 ①機械器具は、対地電圧が150V以下で、乾燥した場所。

 ②低圧用機械器具を、乾燥した木製の床など、絶縁性の物の上で取り扱うように施設した場合。

 …云々かんぬんという感じで、合計④まで、接地工事の省略ケースが、テキストや過去問では、長々と述べられるはずです。

 

 ホント、最悪ですが、上記①~④の規定は“放棄”して、「コンクリートは、接地工事を省略できない」とだけ憶えます。

 というのも、接地工事省略の問題では、「コンクリートの上に機械器具を施設した。→省略できる?」というのが最もよく出る「選択肢」だからです。

 んなもんで、先の長々とした規定を憶えなくても、「コンクリートダメ」とだけ憶えておけば、同じ問題が出た際に、たとえば、「R3 上期午後 第22問」に遭遇したときに、“1点拾える”という塩梅です。

 なお、例題の趣旨ですが、規定②の「乾燥した木製の床」を問うています。

 「乾燥した木製の床」は絶縁物なので接地工事を省略できるが、「コンクリートの床」は絶縁物ではないので、接地工事の省略は不可、といった塩梅です。

 本当は、こういう勉強をしなくてはいけないのですが、「最悪」は、選択肢だけ憶えるってな次第です。

水気ダメ

 

 先の例題は、「コンクリートダメ」でしたが、上の「R3 下期午前 第20問」のように、「水気ダメ」の問題もあります。

 本問も、単純明快に「水気ダメ」とだけ、憶えます。選択肢の細々した規定は、“後回し”します。

 “どうしてこれが正解になるのか、よくわからなくても”、「答えの選択肢」を、暗記しましょう。

 背に腹は代えられません!

 答えだけでも憶えていれば、同類の「R3 下期午後 第22問」といった問題にも、対応できます。

最悪の選択肢暗記2

 

 筆記の「難問」として、上の画像の「H30 下期 第15問」のような「太陽電池発電設備」があります。

 テキストに載っていないので、初登場のときは、誰も解けなかったはずです。

 本問は、しばしば繰り返し出題されており、要注意の問題となっています。

 参考:2電工筆記の要チェックの難問・奇問・珍問・ひっかけ問題リスト

 さて、本問ですが、「答えとなる選択肢」だけを、憶えます。

 先の問題で言えば、「パワーコンディショナー」だけを憶えたら、残りの選択肢は、ざっくり見るだけ、ってな次第です。

 筆記の過去問には、上記問題のほかにも、「答え」を憶えれば、それで事が済む問題が多々あります。

 たとえば、「H30 上期 第15問」のような「LED」の問題があります。これは、「寿命が長い」を憶えていれば、解けます。

 そのほか、「H28 下期 第14問」のような「電気コード」の問題は、「扇風機」だけを憶えます。

 「R1 下期 第11問」の「食器洗い機用コンセント」といった過去問も、「接地極付き接地端子付コンセント」とだけ憶えます。

 この系統の出題は、問題文や選択肢を変えてくることが「ほとんど、ない」です。

 ですから、理論的背景やそうなる理由が???な問題でも、「答えとなる選択肢」を憶えるだけで、点が稼げるってな次第です。

最悪の暗記‐憶えやすいものだけ

 我ながら、最悪ですが、各種規定のうち、「憶えやすいものだけ」を憶えるのも、点を取るのに有効です。

 「電気工事」に「場所ごとに施工できる工事の種類」という論点があります。

 いろいろな決まり事があって、すべてを憶えるには時間がかかります。

 ですから、カンタンに憶えられる「ケーブル工事どこでも・金属管工事どこでも」だけを憶える、ってな次第です。

 要は、規定すべてを憶えるのではなく、憶えやすいものを1つか2つに絞って憶える、という塩梅です。

 無理に手を広げてあいまいに記憶するより、憶えやすいものだけを、正確に頭に入れておくと、選択肢を確実に1つ潰せるので、点数の底上げが可能になります。

 時間がないなら、「憶えやすいものだけ憶える」で、凌いでください。

最悪の勉強のまとめ

 釘を刺しておきますが、こういう最悪な勉強方法は、「緊急避難的」であって、すごく「ダメ」ことを、忘れないでください。

 上述した勉強は、応用が効かないので、試験傾向が少し変わるだけで、途端に問題が解けなくなります。

 たとえば、先に挙げた「場所ごとに施工できる工事の種類」ですが、最近では、「合成樹脂管工事」の「CD管」まで問われているので、先の勉強だけなら、問題を落としたはずです。

 また、テキストの内容は、電気工事の実務上の基礎・基本であったりするので、キッチリ知っていないと、いざ仕事のときに恥をかくのは言うまでもありません。

 (ああ、あの時、しっかり勉強しておけばよかった…)という後悔は、実によくあります。

 しかし、試験に落ちちゃったら、元も子もないので、「リスク」を踏まえたうえで、「最悪な勉強方法」を取り入れてください。

 (わたしは、追込み時に、この種の勉強をやっちゃいました。)

 筆記試験を「最悪な勉強方法」で凌いだら、後でゆっくり、テキストを読み込んでおきましょう。今後、上級資格を受けないとは限らないのですから。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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