第2種電気工事士の技能試験の練習のときに、「わたし」がやっちまった失敗を述べておきます。電源線のケーブル間違い、ランプレセクタブルの受止め金口の結線ミス、寸法のミス、渡り線のミス、VVFストリッパの使用に変な癖がついて電線被膜を薄く傷つけていた、などを説明します。文系ド素人の方は、「他山の石」「反面教師」として、ミス予防の一助に。
ケーブルの作成作業は、電源線から作るようにした。
どうして、いの一番に作るようにしたのかというと、気が動転して、間違えてVVF1.6で作ったことがあるからだ。
無意識にVVF1.6のケーブルを150ミリなり200ミリぶった切って、どっと冷や汗をかいた。
電源線は主に、VVF2.0なのであるが、なぜか間違えてVVF1.6で作ってしまったのだった。
しかし、間違ったことは事実である。
以降は、電源線=VVF2.0の問題設定を確認したら、一番最初に作って、VVF1.6で作るような馬鹿ミスを防ぐようにした。
普通は間違えないが、いざとなると間違えるのが、ランプレセクタブルへの結線だ。
間違えるときは主に、何かしらのミスをしてパニックに陥ったり、手が震えるほど焦ったりした『後』である。
3回ほど、ランプレセクタブルの受止め金口への結線を間違えた。
ランプレセクタブルのねじを回すときは、接地側が受止め金口に来ているかを、必ず「指差し確認」をすることにして、ミスを防ぐようにした。
当該欠陥は、受験生がそこそこ間違うからこそ、試験側も欠陥ポイントとして、試験問題に採用しているのであろう。
実際に間違えて始めて分るのだ。(あ、これ、ウッカリしてたら間違うわ)ということを。
「受止め金口、ヨシッ!」
候補問題の寸法は、ほとんどが「150ミリ」である。
だから、惰性で150ミリ(実寸部分)+100ミリ(結線部分)を切ってしまうことがある。
しかし、落とし穴がある。時々、200ミリや250ミリなど、違う長さのときがあるからだ。
無意識に150ミリを切って、「しまった!」と2回、思った。
まあ、ケーブルの寸法は、「指定の長さの半分以下がアウト」なので、そうそう「欠陥」になることはない。だから、そう深刻に考えなくていい。
しかし、ケーブルの長さを間違えると、焦りに焦る。練習とはいえ、心拍数はかなりあがった。
この『焦り』こそ、「欠陥」の呼び水となる。実際、変なミスを続発させた。
ケーブルを切る際は、「長さ」の指差し確認をすることにして、ミスを防ぐようにした。
「○○ミリ、ヨシッ!」
渡り線で問題になるのが、「どこから取るか」である。余るところが、2心か3心か、不明なときが多い。
だから、渡り線が必要なところ、つまり、コンセントだが、ここは一番最後に作ることにした。
最初や途中でコンセント部分を作ったら、完成したと思い込んで、渡り線の存在を丸々を忘れてしまったからである。
最後に作れば、余りケーブルがどこか、完全に判明している。こうすることで、渡り線の作り忘れを防ぐようにした。
とても便利なVVFストリッパだが、使っていくうちに、ヘンな癖が付いているときがある。
わたしの場合、皮膜を剥ぐときに、心なしか斜めにして剥いでいたために、電線部分に削れたような跡がとてもよく生じていた。
皮膜の傷は、下手をしたら「欠陥」を取られかねない。
もちろん、大きな傷ではなかったが、ないに越したことはない。
皮膜を剥ぐ際は一呼吸置いて作業すると、以降、皮膜に傷が付くようなことはなくなったのだった。
でも、時間がなくなって焦ったり、ミスをして動揺していると、同じような皮膜傷が続出したので、さらに注意することにした。
第2種電気工事士の試験勉強等については、「第2種電気工事士の独学」を一読ください。
こまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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