第2種電気工事士(2電工)の学科試験に落ちたときの教材の買い替えについて

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2種電気工事士(2電工)の学科試験に落ちた場合の教材の買い替えについて述べたページ。無駄な出費を抑えるためのページ。買い換えるべき人と、そうでない人を、ケースごとに述べる。基本的に、テキストは、よほどの事がない限り、買い換えなくてよい。過去問も、公式PDFと、当サイトの解説ページとで、じゅうぶんに賄える。

インデックス

  1. 学科の教材は、再利用「可」
  2. 技能試験の教材を購入済みだったら
  3. 購入済みで、上期学科に落ちた
  4. 購入済みで、下期学科に落ちた1‐候補問題同じ
  5. 購入済みで、下期学科に落ちた2‐候補問題変わった

学科の教材は、再利用「可」

 結論から言うと、学科試験の教材は、基本的には、「買い替え無用」です。

 というのも、「2電工」業界に、大きな変化がないからです。

 昨今では、大きな法改正や、制度の改定もないので、落ちた年度のテキストと過去問を、再利用して支障ありません。

 まあ、「2電工」に影響がありそうな改正等があれば、「2電工の独学」で告知しますので、一応、チェックだけはしておいてください。

学科テキスト

 学科テキストですが、基本的に、買い換える必要はありません。

 問われる論点は、滅多に追加されないので、過年度のテキストでOKです。

 万が一、新論点が追加されても、それだけを押えれば、事が済みます。(論点追加があれば、弊サイトでも告知します。)

 ところで、しばしば、テキストとの「相性」が悪いと感じたり、使い勝手が悪いと思ったりしてないでしょうか?

 もしそうなら、「買い替え」を検討してください。合わないテキストは、不合格の元凶です。

 わたしが推薦するテキストは、「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」ですが、これなら、文系ド素人でも、使いこなせるかと思います。

学科過去問

 過去問も、買い替えは必要ありません。

 足りない試験問題は、公式の「http://www.shiken.or.jp/」のページから、PDFをダウンロードできます。

 解説がないのが欠点ですが、手前味噌ながら、当サイトに、解説を付与したものを挙げています。

 「第2種電気工事士の過去問+解説」を参考に、過去問演習をしてください。

 こんな次第で、学科に落ちても、不足分は公式で賄えるので、過去問も買い替え無用です。

技能試験の教材を購入済みだったら

 技能試験の教材を買っていたのに、学科に落ちてしまった、哀しい事態の対処法です。

 どの試験を受けたかで、買い替えの当否が異なってくるので、ケースごとに見て行きます。

上期の学科に落ちた

 2電工試験ですが、ご存じのように、「年に2回」受験が可能です。

 んなもんで、「上期試験」の学科に落ちたとはいえ、すぐに、「下期試験」を受けることができます。

 「候補問題」は、上期と下期とで、「同じ」です。

 よって、下期の学科に通れば、上期用に買った技能教材は、そっくりそのまま、下期の技能に使うことができます。

 よって、技能のテキスト・工具・材料類は、買い換える必要はありません。

下期学科に落ちた場合1‐候補問題同じ

 下期の学科を受けたが落ちてしまった場合です。

 一口で言うと、買い替え判断は、「翌年の1月中旬」まで様子を見ます。

 技能試験の候補問題は、例年1月中旬に公表されます。

 当該候補問題ですが、変わる年度と、変わらない年度があります、

 もし、候補問題が変わっていないようなら、技能試験は、“落ちた年と実質的に同じ”で、教材も対応しています。

 んなもんで、テキストや器具類を買い替える必要がなくなります。

 候補問題が同じなら、手許にある教材を、次年度の技能に再利用してください。

下期学科に落ちた場合2‐候補問題変わった

 結論から言うと、候補問題に変更があったときは、テキストは買い替えとなります。対して、工具・材料類は、そのまま再利用します。

 まず、技能のテキストですが、お手本がなくなるため、買い換えた方がゼッタイに安全です。

 どう作ったらよいか、「明白な答え」がないのに作業するのは、独学にとっては、実に「酷」です。

 こういう一人勝手な作業こそ、『欠陥』の温床です。よって、テキストの買い換えを推奨します。

 買い替えに推奨するテキストは、「第二種電気工事士技能試験イラストAtoZ」です。

 当該テキストは、各候補問題のすべての手順が、写真で解説されています。お手本として、古いテキストやDVDの代用が十分に勤まります。

 もし、わたしが技能に落ちていたら、このテキストに買い換えたはずです。

 次に、VVFストリッパといった工具や、スイッチ類・ケーブル等の器具・材料についてです。

 先述したように、これら工具や材料も、買い換える必要はありません。

 候補問題が変わっても、電気工事は電気工事ですから、「やる作業は実質同じ」です。

 まあ、部品の変更があったり、新しい工具や器具が登場したりすることが考えられますが、もしそうなっても、それらを単品で、通販やホームセンターで追加購入すれば、事が済みます。

 こんな次第で、候補問題が変わっても、工具や材料一式は、買い換える必要はありません。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

 独学向け教材については、「学科試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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