第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2種電気工事士・技能試験用のテキストと工具、教材の紹介。独学で合格を目指す人に向いた教材をリスト化し、個々に当否の詳細な説明を加えている。第2種電気工事士の技能試験は、以下に紹介する教材で練習すれば合格できる。追加教材も併せて述べているので、独学の欠点もカバーできる。

【必ずチェック】技能試験の教材は、試験実施団体が概ね1月中旬に行う「候補問題」の公表があってから、順次、製造・販売されます。このため、筆記試験の教材の発売とズレがありますので、ご注意ください。一度に済ませたがる“揃え魔”の人は、必ず年度を確認してください!

先に結論・まとめ-2電工技能・教材リスト

・テキスト:「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験すいーっと合格」・・・写真が多く見やすい。配線図の練習帳もあり、文系ド素人に最適。

・工具:「HOZAN 電気工事士技能試験セット S18」・・・こだわりがないなら、定評メーカーの本工具がよい。

・教材:「準備万端-第二種電気工事士技能試験練習用材料」・・・必須。2回セットを推奨。

・教材プラス:「ホーザン 合格クリップ」と、「ホーザン 合格ゲージ P-925」と、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」・・・必須ではないがあると便利。独学の欠点をカバー。

独学用技能テキスト

 技能試験の独学向けテキストは、「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験すいーっと合格 」です。

 わたしが受験当時に利用したテキストのシリーズで、一発合格できました。

 購入した理由は、筆記試験同様に、「見やすかったから」という単純な理由です。

 本体はB5サイズなので、文字は大きくて読みやすく、写真も大きくて見やすいのが特徴です。

 本書には、個々の基本作業から道具の使い方、配線図の読み方・書き方、候補問題の作成まで、一通り載っています。

 写真が多用されているので、始めて電気工事用の工具や部品を手にする文系ド素人でも十分に合格レベルの練習が可能です。

 そして、付録として、「複線図」専門の冊子が付いてくるので、全くのド素人でも非常に安心できる一冊です。

 文系ド素人は、最初はサッパリわからず、要領もつかめないでしょうが、本テキストの言うように“順番”に練習していって、候補問題を2回ほど作り、苦手なところを数回特訓すれば、“必ず”合格レベルに達します。

 試験対策本としては、本書で十分です。

 テキスト:ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験すいーっと合格

技能試験の工具

 工具は、「HOZAN 電気工事士技能試験セット S18」を使いました。

 別段、不満もなく、これを使って合格しました。試験会場でも同じ工具を使っている人を結構見かけたので、定番なのでしょう。

 こだわりやら何やらがないのであれば、HOZANの工具でいいでしょう。ちなみに、HOZANは、定評のある結構有名な工具メーカーです。(わたしでも知っていましたので^^)

 HOZANなのでハズレはないかなと思って買いましたが、予想通り不具合は1つもなく、無事合格に漕ぎ着けることができました。

 さて、いろんなメーカーや会社から電気工事士用の工具が販売されていますが、一番大事なことを言います。

 必ずVVFストリッパーのあるセットを買わなくてはいけません。

 もう一度言います。

 VVFストリッパーのあるセットを買います!

 VVFストリッパーがあるのとないのとでは、本試験及び練習に、天と地ほどの「差」が生じます。VVFストリッパーがあると、圧倒的に『ラク』できます。

 ケーブルの絶縁剥ぎや切断を、電工ナイフとペンチで行うのは、本当に、かなり練習しなくてはいけません。手を切るリスクもあります。

 正直、技能試験のあの独特の雰囲気と緊張感の中で、刃物を使うのはキツイです。猛練習して無我の境地に達しないと受からないと思います。

 VVFストリッパーがあると、想像を絶するほどラクなので、絶対に買いましょう。

 わたしを含めてほとんどの合格者は、VVFストリッパーのおかげで合格したようなものです。

 反対に言うと、電工ナイフとペンチで合格する人を、心から尊敬します。すげえっすよ。

 なお、「VVFストリッパのない、S19というセット 」もあります。家にVVFストリッパーのある人はこちらで全然かまいません。

 対して、家にVVFストリッパーのない人は、絶対に「HOZAN 電気工事士技能試験セット S18」を買いましょう。そうでないと絶対に後悔します。少し安く上がるからといってVVFストリッパーをケチっては絶対にいけません!

 真ん中の工具が、技能試験合格のキー、VVFストリッパーです。

 最後に注意点を1つ。

 電気工事士にはかなりの受験生がいます。20万人ほどいます。

 前記と後期に分かれますが、それぞれの試験に10万人が“殺到”するわけです。

 このため、下手をすると、工具類が売り切れる可能性を捨て切れません。特に、試験の直前期となると、売り切れていた場合の「被害」が大きくなります。

 わたしの場合、本試験の数ヶ月前なのに、(買おうかな)と思ったら、「入荷待ち」になっていたことがあり、怖くなって入荷即購入しました。

 このように、人気の工具・いい工具は、売り切れになる危険性があるので、迷わず、そして、はやめに買いましょう。

 工具:HOZAN 電気工事士技能試験セット S18

技能試験用の教材

 技能試験の試験勉強では、試験主催者が前もって公開する『候補問題』を作る練習を行います。

 この練習には、ケーブルやIV線、コンセントやランプレセレクタブル、スイッチ類など、こまごまとした部品が必要となります。

 これらはホームセンターや業者用マーケットでも買えますが、1つ1つ買い揃えるのは絶対的にめんどくさいので、電気工事士用にセットになったものを利用しましょう。

 わたしが利用したのは、「準備万端-第二種電気工事士技能試験練習用材料」です。

 当該準備万端シリーズは、1回・2回・3回分のセットがありますが、わたしは2回分を買いました。結果的に、2回で十分でした。

 個人的には、1回分では少ないです。でも、3回分だと多いです。2回が一番過不足ないように思います。まあ、万が一、足りなくなったら、ホームセンターに、ケーブルだけを買いに行けばいいです。

 ちなみに、1回・2回・3回分のそれぞれの金額に大差がないのは、単に“ケーブルの長さ”が違うだけだからです。

 1回分のケーブルが5メートルならば、2回分は10メートルといった塩梅です。主要な部品(ブレーカーとかコンセントの枠組み、3路・4路スイッチ類など)は使いまわすので、どのセットでも個数は同じです。

 器具部品は高いですが、ケーブルはそれほどでもないので、こういう値段設定なのだと思います。あと、手間賃もあると思います。これだけのこまごましたものを揃え集め間違いなく発送するのは面倒なわけで、その分、1個あたりのベース価格に反映してるはずです。

 なお、本セットには、DVDが付いており、候補問題すべてに詳細な作り方を映像化しています。

 全部を見る必要はありませんが、練習で迷ったところや失敗したところを、重点的に見るという感じでやっていくと、効率よく実力を養えます。

 最後に、本教材も、売り切れになる可能性があるので、早めに買っておきましょう。

 なお、練習用の教材は、販売が1月下旬から2月中旬にずれ込みます。このため、テキストと「ズレ」がありますので、購入時期にご注意ください。

 ときおり、予約特典のキャンペーンで「500円分」のQUOカードが付いてくるので、やっていたら予約購入を推奨します。

 材料:準備万端-第二種電気工事士技能試験練習用材料

独学の欠点をカバーする追加教材

 以下に紹介するものは、必須ではありません。

 なくても構わないのですが、あると技能試験の練習が、格段に捗ります。

 基本、上述したテキストと工具と教材さえあれば大丈夫なのですが、どうにも技能が苦手という方は、以下の追加教材を、積極的に取り入れるのが賢明です。

 「ホーザン 合格クリップ」は、頭のこんがらがる配線を、すっきり整理できます。

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」は、神経質な人にオススメで、ケーブルの切断や皮膜の剥ぐ際に、気になってしまう人に勧めます。ストリッパを使う際に、安定感が格段に増すはずです。

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」は、『先生の代わり』です。

 独学だと、自分の組んだ回路が本当に良いのか悪いのか、判断してくれる人がいないので、試験勉強の序盤では困ってしまいます。

 「図面通りの接続なのでこれでいい“はず”」とか、「DVDの通りに作ったのでこれでいい“はず”」という感じに、「はず」で終わってしまい、一抹の不安が残ります。

 ちゃんと組めていると通電する本追加教材があれば、適否が一目でわかるので、とても心強いものがあります。

 最終解答に一抹の不安が残る人は、当該教材を導入して、確実にできているかどうかを調べるとよいでしょう。

 あると便利な追加教材は以上です。

 先述したように、必須ではないのですが、気になる人は、買うべきです。個人的には、「ホーザン 合格ゲージ P-925」と「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」があったら、精神的に楽ができたなーと思っています。

 第2種電気工事士の試験は年に1回しかないので、落ちると、実に長い1年を過ごすことになります。

 どうしても今年、2電工に合格しないといけない人は、お金を惜しまず、練習の負担を和らげる教材を導入しましょう。

 勝つためにコストを追加投入するのは、恥でも何でもありません。

 お金をケチって落ちるほうが、よほどに恥です。

バインド線の補充

 技能試験には、防護管を通すため、バインド線を使う作業があります。

 当該作業は、重大欠陥と軽欠陥を取られるところなので、結構、神経を使います。

 何度も練習したためにバインド線がなくなったら、「電気工事士のバインド線」で、追加購入すればよいでしょう。

まとめ的なこと

 まとめます。

 テキストは、「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験すいーっと合格」で…、

 工具は、「VVFストリッパのあるHOZAN 電気工事士技能試験セット S18」を…、

 教材は「準備万端-第二種電気工事士技能試験練習用材料」を利用すれば、下手を打ちません。

 わたしのような文系ド素人の不器用でも、これらの教材は無難に使いこなせて合格できたので、同じような境遇にある人は、同じように買って同じように練習すれば、同じように合格できると思います。

 上記のテキストと教材で、内容的に作業的に試験的に、第2種電気工事士の技能試験対策は十分です。

 あえて不満を言うなら、「おっさんの手」を何時間も見なくてはいけない点でしょうか。

 若くて美しい女性に作業をさせて、その姿をDVDに納めてほしいと、毎日おっさんを見ているわたしは思うのでした。試験のときくらい、『脱おっさん』を求めます。

 ホントにアレですわ、「おっさん」ほど、写真写り・DVD映えの“甲斐”のないものはありません。全然見て楽しくないです、おっさん。

 なお、先も言いましたが、技能試験用の教材は、実施団体の「電気技術者試験センター」が、その年度の候補問題を発表してから製造・販売されます。

 例年1月中旬から下旬にかけて「候補問題」が発表されるので、新年度版の教材が販売されるのは、テキストは2月中旬、ケーブル等の練習教材は3月中旬以降です。間違えて旧年度版を買わないように気をつけてください。

 で、進み具合に応じて、「ホーザン 合格クリップ」や、「ホーザン 合格ゲージ P-925」、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」を追加投入して、独学の欠点をカバーしてください。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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