第2種電気工事士(2電工)の技能試験に落ちたら‐再受験への試験勉強と教材買い替え

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 2電工の技能試験は、合格率が7割と高合格率であるが、3割は落ちている。技能に不合格になった人を対象に、教材の買い替えの適否と、再受験に向けた試験勉強について述べる。教材は、おおむね再利用可能。試験勉強は「練習」+「ミスの意識化」。

インデックス

  1. 上期技能に落ちた
  2. 下期技能に落ちた場合1‐候補問題同じ
  3. 下期技能に落ちた場合2‐候補問題変わった
  4. 万全を期すための追加教材
  5. 試験勉強対策1-未完成で落ちた
  6. 試験勉強対策2-受かってるはずなのに…
  7. 試験勉強対策3-ケアレスミスで落ちる

上期技能に落ちた

 ご存じのように、2電工試験は、「上期と下期」の「2回」、受験することができます。

 んなもんで、上期の技能がだめでも、すぐさま、下期の技能を受験することができます。

 上期と下期とでは、候補問題に変わりありません。

 よって、テキストと工具、器具・材料は、そっくりそのまま、使えます。

 しかしながら、上期の試験勉強で使った分だけ、ケーブル類が不足しているはずです。

 通販では、ケーブルのみの販売も行なっているので、それを購入します。値段が一桁違うので、すぐわかるかと思います。

 参考:準備万端 第二種電気工事士 電線セット

 なお、ケーブル類は、ホームセンターでも取り扱っているので、不足している分だけ、買いにいくのも手です。

下期技能に落ちた場合1‐候補問題同じ

 下期の技能に落ちた場合、テキスト等の買い替えは、1月中旬まで様子を見ます。

 技能試験の候補問題は、例年1月中旬に公表されます。

 当該候補問題ですが、変わる年度と、変わらない年度があります、

 候補問題が変わってないようなら、技能試験は、“実質、同じ”なので、テキストや器具類を買い替える必要はありません。

 ただし、ケーブル類が不足しているはずです。ですから、通販の「準備万端 第二種電気工事士 電線セット」や、ホームセンター等で追加購入します。

 こんな次第で、次年度の候補問題が変わっていないなら、今手許にある物の大半は、次年度の試験に使えます。足りなくなったものだけ追加です。

下期技能に落ちた場合2‐候補問題変わった

 結論から言うと、候補問題に変更があったときは、テキストは買い替えとなります。対して、工具・材料類は、そのまま再利用します。

 まず、技能のテキストですが、お手本がなくなるため、買い換えた方が絶対的に無難です。

 どう作るか、答えがないのに作業をするのは、「酷」です。

 買い替えに推奨するテキストは、「第二種電気工事士技能試験イラストAtoZ」です。

 本テキストは、各候補問題のすべての手順が、写真で解説されています。お手本として、古いテキストやDVDの代用が十分に勤まります。

 次に、VVFストリッパといった工具や、スイッチ類・ケーブル等の器具・材料についてです。

 先述したように、これら工具や材料は、買い換える必要はありません。

 候補問題が変わっても、電気工事は電気工事ですから、「やる作業は実質同じ」だからです。

 また、候補問題も、従来の電気工事を想定しているので、巨大な変更は「ない」です。

 部品等の変更があったり、新しい工具や器具が登場していたりするなら、それら単品を、通販やホームセンターで買えば、事が済みます。

 候補問題が変わっても、わざわざ、工具や材料一式を買い換える必要はありません。

 技能の教材の扱いについては、以上です。

 以下、技能の再勉強について見ていきます。

万全を期すための追加教材

 技能試験は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。

 とはいえ、試験向けに「あると便利」なものが多々あります。

 「ホーザン 合格クリップ」や…、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や…、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

試験勉強対策1-未完成で落ちた

 正直、未完成で落ちたのは、『練習不足』でしかありません。

 第2種電気工事士は、下は高校生から上は50~60代と、受験生の層が広いので、多数の意見があります。

 候補問題なんて1回やっときゃ十分、という人もいます。そら、電気工事に熟練した人なら、そうなのでしょう。

 「なんたらを何回」というのは、個々人の背景が違う以上、『鵜呑み』にしてはいけません。

 練習回数の基準は、自分ができるかどうか、のみです。

 できないのなら、2回3回当たり前で、それでもダメなら、10回20回と回数をこなさなくてはいけません。

 耳に優しい甘言は、塩水を飲むようなもの。次回は、試験を甘くみないで、「できるまで」練習を繰り返してください。

 当方は、輪作りが下手で時間がかかっていましたが、20~30回もやれば、完璧にできるようになりました。

 どんなぶきっちょでも、何回も練習すれば、間違いなくできます。練習だけがモノを言うので、できるまでがんばってください。

 ところで、いないとは思うのですが、時折、教材を買うのがもったいないという人もいて、徒手空拳で試験に臨む人もいます。

 何回も試験を受けるより、必要な教材を購って1回で受かる方が、経済的に得なんじゃ?と思わざるを得ません。

 2電工の受験料は1万近いので、再受験が一番の浪費です。必要なコストは、適正に負担するのが一番です。

試験勉強対策2-受かってるはずなのに…

 先の「未完成」落ちは、問題の根は浅いです。「練習すればいい」だけだからです。

 厄介なのは、「ミスした記憶がない。受かっているはずなのに…」という方です。

 こういう方は、まず3日ほどワンワン泣いて、臓腑と心をアルコールで洗い流します。

 んで、あきらめが付いたら、技能のテキストを開いて、『欠陥』がどこなのかをおさらいするとともに、見落としていた『欠陥』の有無を、今一度、確かめます。

 事実として落ちているのですから、どこぞで『欠陥』をやらかしているはずだからです。

 もし、見落とした『欠陥』があったら、それが原因である可能性が「大」です。

 次回の試験勉強では、当該欠陥を常に意識しながら、練習に取り組んでみてください。

 ま、原因が明らかになれば、油断さえしなければ、次の試験でおおむね合格できるはずです。

 ところで、『欠陥』を再チェックしたが、すべて既知であった場合、「ケアレスミス」で落ちた公算が大です。

試験勉強対策3-ケアレスミスで落ちる

 テキストを改めてみたが、『欠陥』なんてしていない、という方もおられるでしょう。

 ミスした記憶がないのに落ちたという人は、試験中、気づかないところで、ケアレスミスを犯している可能性が大です。

 第2種電気工事士の技能試験は、数ある資格試験の中でも、かなり“特殊”な部類に入る試験です。

 試験開始後、即、ケーブルが切断される“バッチンバッチン音”が充満する『空間』なんて、ほかにないです。

 んなもんで、何気に、試験会場の雰囲気に呑まれてしまい、ケアレスミスをして気づかないままだった、という事態が考えられるのです。

 あの独特の『空間』では、普段、考えもしないようなミスをしてしまいます。

 かくいうわたしもそうで、練習時には一度もしなかった「リングスリーブの種類の間違え」を、全く気づかないうちにやらかしていました。

 参考:技能試験・本試験ミス

 ホント、無意識に“ばちん”と圧着したのです。当該ミスは、見直し時に運よく発見できたので修正できましたが、今から振り返ると、首の皮一枚で受かったようなものでした。

 こんな次第で、「何もミスしていないつもり」でも、どこぞでやらかしているものです。

 対策としては、『欠陥』を徹底して頭に叩き込んで、日々の練習時から、『欠陥』に当たるところは、“意識的に、慎重に”施工します。

 精神的に余裕を持たせるといいますか、「ちょっと待て、ここは『欠陥」だ」的なフレーズで、目の前の作業に一息入れるだけで、格段にケアレスミスをしなくなります。

 「意識付け」は、かなり効果があります。(ここはやばいぞ)だけでも、ケアレスミスはなくなります。ぜひ、取り入れてみてください。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

 独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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