第2種電気工事士の学科試験の問題番号が、どの科目に対応しているかをまとめたページです。テキストで読んだところの過去問を解きたいときに活用願います。
テキストを読んだら問題を解きたい人向けのページです。
テキストである単元を読んだら、以下に述べる対応表で、過去問を探して解いてみてください、
「一般問題」は、おおむね、以下のような対応となっています。
・第1問~第5問:電気理論
・第6問~第10問:配線理論と配線設計
・第11問~第23問:電気工事の工事方法
・第24問~第27問:電気工事で必要な測定と検査
・第28問~第30問:法令
なお、第23問か第24問あたりで、「照明器具」の「蛍光灯の特徴」と「ナトリウム灯の特徴」が出題されることがあります。(ときどきしか出ません。)
第1問~第5問の電気理論では…、
・抵抗計算、
・オームの法則、
・直列・並列、
・合成抵抗、
・電力・電力量・発熱量、
・分圧・分流、
・正弦波交流、
・単相交流回路、
・三相交流回路(スター結線、デルタ結線)、
…が出ます。
第6問~第10問の配線理論と配線設計では…、
・単相2線式、単相3線式、三相3線式、
・電線の許容電流、
・幹線の許容電電流と過電流遮断器の定格電流、
・分岐回路の過電流遮断器の施設、
・分岐回路の電線の太さと接続できるコンセント、
・過電流遮断器と動作時間、
・配線用遮断器の施設、
…です。
第11問~第23問の電気工事の工事方法では…、
・低圧屋内配線工事と施工できる場所、
・特殊な場所の工事と施工できる場所、
・接地工事、
・各種電気工事(ケーブル工事、金属管工事などなど、
・小勢力回路、
・メタルラス工事、
・低圧屋側配線・屋外配線の施設、
・低圧配線と水管などとの隔離、
・漏電遮断器の施設の省略、
・屋内電路の対地電圧の制限、
・電線の接続、
・三相誘導電動機、
…です。
第24問~第27問の電気工事で必要な測定と検査では…、
・計器記号、
・電圧・電流・電力・力率の測定、
・クランプ形電流計、
・接地抵抗の測定、
・絶縁抵抗の測定、
・竣工検査、
…です。
第28問~第30問の法令では…、
・電気設備技術基準、
・電気事業法、
・電気工事士法、
・電気工事業法、
・電気用品安全法、
…です。
「配線図問題」では、図記号、複線図、写真鑑別が登場します。
後は、先の「配線理論と配線設計」、「電気工事の工事方法」、「電気工事で必要な測定と検査」の論点をつまみ食いする感じです。
「配線図問題」は、写真や図記号の問題が多く、解きやすいと言えますが、最後らへんに出る「未使用問題」は、慣れが必要です。
なお、「第2種電気工事士の独学」でも述べていますが、4問ほど出る複線図問題は、捨てていいでしょう。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2025年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2025 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格2025年版 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28
」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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