第2種電気工事士 学科 暗記表・暗記公式

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2種電気工事士の学科試験で憶えておくべき、最低限度の「表」や「公式」を、優先順位の高い物から、リストアップ。学科でド頻出のものばかりだが、とりあえず、「分岐回路の電線の太さとコンセント」「分岐回路の過電流遮断器の施設」「絶縁抵抗値」「接地抵抗値」の表だけは憶えておく。確実にプラス1~2点できる。残りの「低圧屋内配線の施設場所による工事の種類」などは、時間を見て、コツコツ押えれば押えるほど、点が伸びる。

最低限度憶えておく暗記表・暗記公式

 2電工・学科試験にて、最低限度、憶えておくべき「表」と「公式」をまとめました。

 以下に述べるのは、許容電流値・電流減少係数・電動機の幹線許容電流・分岐回路の電線の太さとコンセント・分岐回路の過電流遮断器の施設・絶縁抵抗値・接地抵抗値・電圧降下・電力損失・低圧屋内配線の施設場所による工事の種類です。

 頻出論点ばかりです。

 本ページの「表」と「公式」を丸暗記すれば、最低5点は取れます。

 最終確認用にブックマークに入れたり、細切れ時間の有効利用に、ご活用ください。

インデックス

  1. 分岐回路の電線の太さとコンセント
  2. 分岐回路の過電流遮断器の施設
  3. 絶縁抵抗値
  4. 接地抵抗値
  5. 許容電流値
  6. 電流減少係数
  7. 電圧降下・電力損失
  8. 電動機・幹線許容電流
  9. 低圧屋内配線の施設場所による工事の種類
  10. 憶え切れないアドバイス

分岐回路の電線の太さとコンセント

 

 ガチで、表のすべての項目を、暗記してください。

 ほぼ毎年、出題されています。最優先暗記事項です。

 当該論点は、おおむね第9問か第10問あたりで出ています。

 参考過去問:H29上期‐第9問

 参考過去問:H29下期‐第9問

 先の「表」さえ覚えたら1点です。

 さて、憶え方ですが、「分岐回路の数字の憶え方‐イチローが一路とか」などを参考に、機械的に憶え込んでください。

 なお、表の数字は、微妙に異なるので気をつけてください。

 「B 20A」の分岐回路のコンセントの定格電流は「20A以下」と“ゆらぎ”がありますが、「20A」の分岐回路のそれは「20A」と、限定された数字となっています。

 前者は「20A以下」なので「15A」とかでもOKですが、後者はガチの「20A」なので、「15A」だと「×」となります。

 まれに問われることがあるので、遺漏なく押えておきましょう。

分岐回路の過電流遮断器の施設

 

 ガチで、表のすべての項目を、暗記してください。

 昔は、よく出題されていましたが、いつ先祖返りするか、わかったものではありません。優先暗記事項です。

 「表」の語句は、小難しいものばかりですが、本試験でやることは、先の「表」に、問題文の数字を当てはめて、割り算か掛け算をするだけです。

 過去問参照:H29上期第10問

 過去問参照:H29下期第10問

 過去問参照:H30 上期 第9問

 過去問参照:H30 下期 第9問

 過去問参照:R1 上期 第9問

 過去問参照:R1 下期 第9問

 ブログの「分岐回路の過電流遮断器の施設の憶え方」を参考に、憶えてください。個人的には、負担が少なくていい憶え方と思っています。

絶縁抵抗値

 

 ガチで、表のすべての項目を、暗記してください。

 毎年出題されているうえ、「一般問題」と「配線図」の2問にかけて、出題されることもあり、費用対効果が“最も”高いです。最優先暗記事項です。

 走り書き風の憶え方あります。ブログの「絶縁抵抗値の憶え方」を参考に、憶え切ってください。

 いのいちに憶えないといけないところは、右端の「該当する電路」です。

 問題が指定している電路さえ把握できれば、当該「該当する電路」と照合すれば、答えを導けます。

 参考過去問:H29下期‐第25問

接地抵抗値

 

 ガチで、表のすべての項目を、暗記してください。

 これも、毎年出題されているうえ、「一般問題」と「配線図」の両方で出ることもあります。最優先暗記事項です。

 本試験では、事細かく問われるので、表の個々の項目を暗記しましょう。

 しょうもない憶え方あります。ブログの「接地抵抗値の憶え方」を参考に、憶え切ってください。

 表さえ憶えていれば、即効で解ける問題が大半なので、暗記の苦労は報われます。

 参考過去問:H29上期‐第23問

絶縁電線の許容電流

 

 おなじみの絶縁電線の許容電流です。

 ほぼほぼ、同じ問題の出題が続いています。。

 参考過去問:R4上期午後‐第8問

 「表」の、単線・より線の各数字(太さ・断面積)を丸暗記すれば、1点です。

 個人的には、悪くない憶え方あります。「絶縁電線の許容電流の憶え方」を参考に、憶えてしまいましょう。

電流減少係数

 

 1つの電線管に複数の電線を収める施設の際に登場するのが、当該「電流減少係数」です。よく出ます。

 頻出論点なので、押さえておくべきです。

 暗記の手助けのページに、「電流減少係数の数字の2つの憶え方」があります。参考をば。

 参考過去問:H29上期‐第7問

 参考過去問:H29下期‐第7問

電圧降下・電力損失

 

 

 公式さえ憶えていれば、解ける「電圧降下」と「電力損失」です。

 そこそこの出題率です。

 押えておくと、捨て問筆頭の「電気理論」で、貴重な1点が確保できます。

 “力技”の憶え方あります。「電圧降下・電力損失の憶え方」を参考に、頭に入れてください。

電動機・電熱器の幹線許容電流

 

 電動機・電熱器のある幹線の許容電流ですが、出題にムラがあって、出たり出なかったりです。

 ただ、先の表の「計算式」さえ憶えていれば取れるので、文系は、暗記に勤しむべきです。

 何とも言えない語呂合わせがあります。「電動機・電熱器の幹線許容電流の憶え方」を参考に、憶えてしまいましょう。

 参考過去問:H29上期‐第8問

 参考過去問:H29下期‐第8問

 参考過去問:R4上期午前‐第9問

 参考過去問:R4上期午後‐第9問

低圧屋内配線の施設場所による工事の種類

 

 電気工事のできる場所を当てる問題です。「表」さえ憶えたら、取れます。

 ほぼ毎回出る論点です。

 最近では、セルラダクト工事などのマイナーな工事が出題されているので、「表」のすべてを押えておきましょう。

 語呂合わせあります。

 「施工場所と工事種類(合成樹脂管工事、金属管工事、2種金属可とう電線管工事、ケーブル工事)の語呂合わせ

 「施工場所と工事種類(金属ダクト工事、金属線ぴ工事、ライティングダクト工事、バスダクト工事、セルラダクト工事、フロアダクト工事、平形保護層工事)の語呂合わせとまとめ

 …を、活用願います。

憶え切れないアドバイス

 先の表は、ガチで丸暗記するしかありません。

 何回も見て、何回も紙に書いて、頭に叩き込んでください。

 とはいえ、すべての表を憶え切れない人もいるでしょう。わたしもそうでしたw

 ぶっちゃけ言えば、本試験の学科試験の“その時”だけ、頭に残っていればいいのです。

 憶えられなかったものは、本試験当日、試験会場に行く電車やバスの中で、反芻してください。

 これで、1つくらいは、憶えられます。

 次に、試験開始前の待ち時間を、暗記に充ててください。

 試験会場の自分の席に座ると、“意外に手持ち無沙汰”です。

 こういう時間は、格好の暗記タイム。

 憶えられなかった表、不安のある表を睨みつけて、頭に刻み付けます。

 ほいで、試験が始まったら、速攻で、問題冊子の余白に、先ほど憶えようとした表を書き出します。これで、いつ忘れてもOKです。

 先に挙げた「表」は、本当によく出るものなので、ここまでしても、価値があると思います。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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