平成29年度(2017年度)第2種電気工事士の下期筆記の過去問+解説インデックス

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 平成29年度(2017年度)第2種電気工事士の下期筆記の過去問+解説。公式の過去問には解説がないので選択肢ごとに解説を付与します。本ページはガイダンスとインデックスのページです。

インデックス

  1. ガイダンス
  2. 筆記過去問リスト
  3. 一般問題
  4. 配線図
  5. 本年度の注意事項
  6. やや難・難リスト
  7. 電気理論評
  8. 配線図評
  9. まとめ

ガイダンス

 平成29年度(2017年度)第2種電気工事士の下期筆記も、テキストを過去問をまじめに消化していれば、穏当に合格点の6割は取れる試験となっています。

 特に、文系ド素人の人に懸念の電気理論も、例年どおりの出題で、しっかり勉強していれば、点数を上乗せできたはずです。

 そして、下期は、上期と違って、“誰にも解けそうにない”難問が出ませんでした。

 上期試験では、たとえば、「15問:太陽電池発電」や「30問:電気用品安全法」などの難問が登場しました。

 しかし、この種の問題は、下期では出なかったので、かなり、点を稼げたはずです。

 とはいえ、徐々に、「難化現象」が見受けられます。

 まあでも、他の選択肢で正解は導けるので、そう気にしなくてもいいです。見聞きしない選択肢が出たら、出題者の「目くらまし」くらいに考えてください。

 また、以前のように、「ドンピシャ」で答えられる問題が少なくなっています。かつてと比べたら、「ムムム、どっちだ?」といった感じで、最終解答を選ぶのに悩むことでしょう。

 とはいえ、まだまだ、テキストと過去問演習で取れる問題ばかりです。

 定番の「テキスト読解+過去問演習3回」で凌いでください。

筆記過去問リスト

 第1部の「一般問題」は、ぜんぶで「30問」です。

 第2部の「配線図」は、ぜんぶで「20問」です。

 以下、個々の問題へのリンクです。

一般問題

 「一般問題」のリンクです。

配線図

 「配線図」のリンクです。

本年度の注意事項

 問題の難易度は、例年と相変わらないのですが、これまでは、あまり問われなかったものが、ぽつぽつ姿を現しています。

 たとえば、「第14問の選択肢ニ‐バスダクト工事」や「第19問の選択肢イ‐厚鋼電線管」、「第34問の選択肢ニ‐600Vゴム絶縁クロロプレンシースケーブル」などです。

 まあ、ぶっちゃけ、「捨て問」でもいいのですが、今後の受験生は、傾向把握の一環として、押えておいて損はありません。

やや難・難リスト

 当該年度ですが、あまり難しい問題はありませんでしたが、出たことには出ています。

 ・19問:配線図記号・・・「やや難」。

 ・23問:ネオン灯工事・・・「難」。

 こういう問題は、できなければできないでいい問題です。

電気理論評

 例年通りであり、過去問で定番の問題ばかりでした。

 しかし、こういう年度ばかりではないので、「解ける」からといって、油断してはなりません。

配線図評

 例年通りで特に難しい設問はないと思います。

 とはいえ、「複線図」が苦手な人は…、

 ・41問:スリーブ当て

 ・44問:コネクタ当て

 ・46問:スリーブ当て

 …といった問題は、できなかったと思います。

 まあ、できないならできないで、他の問題で活路を見出してください。

まとめ

 先述したように、多少難化した問題もあります。

 しかし、それらを差っぴいても、大半の問題は、基礎・基本問題か、定番・頻出問題です。それらをきちんと取っていれば、穏当に合格点は確保できます。

 “従来どおり”きっちりとテキストと過去問を消化してください。

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 (「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)

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 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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