第34問は、おなじみ「コンセント」の問題です。知識問題です。憶えてさえいれば1点なので、確実に点にしてください。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
問題の言う「図記号」は、以下の画像のところです。
配線図の資料(全体像)は、「こちら」です。
きちんと勉強した人なら取れます。間違えたら、しっかり復習して、2度と間違えないようにしてください。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
問題文の指示するコンセントには、「E 20A」と表記されています。
「E」は、「接地極」を意味します。
残念ながら、本問では、選択肢のすべてに「接地極」が付いているので、解答上、意味はありません。
(例年では、1つくらいは、接地極がないものが出て、選択肢1つを易々と「×」にできたものでした。)
さて、答えですが、「20A」としか表記されていない、つまり、定格電圧が表記されていないことから、「単相 100V」系統であることがわかります。
そして、その歯形から、「15・20A兼用」のコンセントだと判別できます。
選択肢から、「単相 100V/15・20A兼用」のものを探せば、選択肢の「ニ」が正解となります。
選択肢イですが、これは、「単相200V 15A・20A兼用 接地極付き」のコンセントとなっています
もしこれが正解なら、図記号は、「20A 250V E」となり、定格電圧の表記がされねばなりません
250V以上の場合、定格電圧が傍記されるからです。
本問では、定格電圧が載ってないので、よって、「単相100V」になるってな塩梅です。
選択肢ロですが、これは、「単相100V 15A 接地極付き」のコンセントとなっています。
15Aの場合、アンペア数は、表記されません。
本問は、「20A」と表記されているので、選択肢ロではないことがわかります。
選択肢ハですが、これは、「単相200V 15A 接地極付き」のコンセントとなっています。
15Aの場合、アンペア数は、表記されません。
本問は、「20A」と表記されているので、選択肢ハではないことがわかります。
クタクタと述べてきましたが、ぶっちゃけ、テキストの写真を見て、これはこれだと、憶えるしかありません。
コンセントの歯形は、頻出論点です。8~9個のコンセント写真を憶えるだけで1点です。
費用対効果は、「電気理論」や「電気工事」に比べれば、明らかに高いです。
テキストの該当ページに付箋を挟んで、何回も目を通しましょう。みんな、そうしています。
こうした次第で、答えは…、
正解:ニ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:合成抵抗・・・「ふつう」。文系可。
2問:交流回路・・・「ふつう」。
3問:抵抗値・・・「ふつう」。
4問:熱量・・・「ふつう」。文系可
5問:スター(Y)結線・・・「難」。
6問:電圧降下・・・「ふつう」。文系可。
7問:三線電圧・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:許容電流計算・・・「ふつう」。取れる。
9問:許容電流・・・「ふつう」。文系取れる。
10問:分岐回路設計・・・「ふつう」。ド定番。
11問:漏電遮断器・・・「やや難」。
12問:地中配線・・・「ふつう」。
13問:回転速度Ns・・・「ふつう」。
14問:工具・・・「ふつう」。絶対レベル。
15問:太陽電池発電・・・「やや難」。
16問:ケーブル写真・・・「やさしい」。
17問:器具写真・・・「ふつう」。取れる問題。
18問:工具写真・・・「やさしい」。基礎。
19問:電線接続・・・「ふつう」。
20問:貫通工事・・・「ふつう」。
21問:施工場所・・・「ふつう」。
22問:D種接地工事・・・「ふつう」。取れる問題。
23問:電流減少係数・・・「やさしい」。絶対レベル。
24問:回路計操作・・・「やや難」。
25問:対地電圧・・・「やや難」。
26問:接地抵抗計・・・「ふつう」。取れる。
27問:開閉器・・・「やや難」。取れる問題。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電気設備技術基準・・・「ふつう」。取る。
31問:自動点滅器・・・「やさしい」。
32問:図記号・・・「ふつう」。
33問:図記号2・・・「ふつう」。基本問題。
34問:コンセント・・・「ふつう」。
35問:電線管図記号・・・「やや難」。
36問:接地抵抗許容値・・・「ふつう」。絶対レベル。
37問:図記号・・・「ふつう」。
38問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。
39問:図記号目的・・・「難」。
40問:最少電線本数・・・「難」。
41問:スリーブ当て・・・「難」。
42問:電線管接続・・・「ふつう」。
43問:器具写真・・・「ふつう」。
44問:計測器・・・「やさしい」。
45問:図記号・・・「難」。
46問:圧着工具・・・「ふつう」。
47問:スイッチ・・・「ふつう」。
48問:リングスリーブ・・・「難」。
49問:差込形コネクタ・・・「難」。
50問:未使用コンセント・・・「ふつう」。1点取れる。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
わたしのようにクレカの使用が嫌いな人で、コンビニ支払いが多い人は、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を推薦します。
結論から言うと、「独学向けの良質な教材」を使うことが、独学合格の“キモ”です。
詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2023年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2023 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2023年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28
」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
で、進み具合に応じて、独学の欠点を補う「ホーザン 合格クリップ」や、「ホーザン 合格ゲージ P-925
」、「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22
」、「ホーザン-HOZAN-合格マルチツール
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先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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