クロタミトンは、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所刺激成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「局所刺激成分」
「局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して、」
「熱感刺激を生じさせるクロタミトン、」
「冷感刺激を生じさせるカンフル、ハッカ油(シソ科ハッカの地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却、固形分を除去した精油)、メントール等が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「クロタミトン」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所刺激成分」として登場します。
当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。
当該市販薬事情を受けてか、試験にはあまり出ません。
出題されても、「北海道 R3 第41問」のような、基本的な出題に留まっています。
優先順位は、「ふつう」です。
クロタミトンは…、
① 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある。
② クロタミトン・・・冷感刺激
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある」ですが、誤った記述です。
クロタミトンは、「局所刺激成分」であり、痒みを和らげるために配合されます。
クロタミトンに、問題文のような、組織修復の作用はありません。
選択肢の言う「組織修復成分」に該当するのは、「アラントイン」などです。
よって、①は、「×」となります。
②の「クロタミトン・・・冷感刺激」ですが、誤った記述です。
典型的な「ひっかけ」問題です。
クロタミトンは、「“熱”感刺激」です。
「冷感刺激」なのは、メントールなどです。
よって、②は、「×」となります。
当該「ひっかけ」は、読み落としやすいので、注意してください。
たとえば、「クロタミトンは、局所への穏やかな冷感刺激により痒みを抑える効果がある」などと、しれっと出題されます。
「熱感刺激・・・クロタミトン」と、意識して憶えておきましょう。
当該局所刺激成分といったマイナー成分も、選択肢の1つに出題されるようになっています。
テキストを精読しておきましょう。
「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所刺激成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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