クロタミトン‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 クロタミトンは、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所刺激成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「局所刺激成分

 「局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して、」

 「熱感刺激を生じさせるクロタミトン、」

 「冷感刺激を生じさせるカンフル、ハッカ油(シソ科ハッカの地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却、固形分を除去した精油)、メントール等が配合されている場合がある。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「クロタミトン」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所刺激成分」として登場します。

 当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。

 当該市販薬事情を受けてか、試験にはあまり出ません。

 出題されても、「北海道 R3 第41問」のような、基本的な出題に留まっています。

 優先順位は、「ふつう」です。

過去問○×問題

 クロタミトンは…、

 ① 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある。

 ② クロタミトン・・・冷感刺激

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある」ですが、誤った記述です。

 クロタミトンは、「局所刺激成分」であり、痒みを和らげるために配合されます。

 クロタミトンに、問題文のような、組織修復の作用はありません。

 選択肢の言う「組織修復成分」に該当するのは、「アラントイン」などです。

 よって、①は、「×」となります。

②はひっかけ

 ②の「クロタミトン・・・冷感刺激」ですが、誤った記述です。

 典型的な「ひっかけ」問題です。

 クロタミトンは、「“熱”感刺激」です。

 「冷感刺激」なのは、メントールなどです。

 よって、②は、「×」となります。

 当該「ひっかけ」は、読み落としやすいので、注意してください。

 たとえば、「クロタミトンは、局所への穏やかな冷感刺激により痒みを抑える効果がある」などと、しれっと出題されます。

 「熱感刺激・・・クロタミトン」と、意識して憶えておきましょう。

試験ポイント

 当該局所刺激成分といったマイナー成分も、選択肢の1つに出題されるようになっています。

 テキストを精読しておきましょう。

他のページ

 「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所刺激成分」へのリンクです。

 クロタミトン

 カンフル

 ハッカ油

 メントール

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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