リドカイン・リドカイン塩酸塩は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所麻酔成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「局所麻酔成分」
「局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の神経伝導を可逆的に遮断する作用を示す。」
「痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として、」
「リドカイン、リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、プロカイン塩酸塩等の局所麻酔成分が用いられる。」
「リドカイン、リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチル又はジブカイン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「リドカイン・リドカイン塩酸塩」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所麻酔成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】ボラギノールM軟膏 20g」や「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g」 」などがあります。
当該成分は、そこそこ登場する成分となっています。
「大阪府 H29 第42問」などの出題例があります。
「適正使用」の「使用(服用)しない」の論点があります。
優先順位は「高い」です。
リドカインは…、
① リドカイン ----------- 局所の感染の防止
② リドカイン ----------- 抗炎症成分
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「リドカイン ----------- 局所の感染の防止」ですが、誤りです。
リドカインは、「局所麻酔成分」であり、痒みや痛みを和らげるために、配合されます。
「局所麻酔成分」に、感染の防止する作用はありません。
よって、①は、「×」となります。
選択肢の言う「局所の感染の防止」は、「クロルヘキシジン塩酸塩」などの「殺菌消毒成分」です。
②の「リドカイン ----------- 抗炎症成分」ですが、即答できたはずです。
リドカインは、「局所麻酔成分」です。
よって、②は、「×」となります。
痔の薬の「抗炎症成分」は、おなじみの「グリチルレチン酸」などが該当します。
リドカイン・リドカイン塩酸塩は、まれに、重篤な副作用として、「ショック(アナフィラキシー)」が生じます。
最近では、「ショック(アナフィラキシー)」が正面から問われるようになっているので、該当する成分を、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、横断的に押えておきましょう。
「リドカイン」ですが、「使用(服用)しない」論点があります。
本剤を使用して、「アレルギー症状を起こしたことがある人」は…、
「ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)等の重篤なアレルギー性の副作用を生じる危険性が高まるため」…、
「使用(服用)しない」となっています。
出題可能性があるので、押さえておくべきです。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】ボラギノールM軟膏 20g」や「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所麻酔成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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