50問‐福岡県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「他の瀉下薬(下剤)との併用を避ける」についての問題です。漢方処方製剤で選択肢が構成されています。「適正使用」と「漢方処方製剤」とをシッカリと勉強した人でないと厳しいです。できなくて仕方がありません。しかし、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。問いと答えを憶えましょう。

50問‐他の瀉下薬(下剤)との併用を避ける

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 「本剤を使用している間は、次の医薬品を使用しないこと」に「他の瀉下薬(下剤)との併用を避ける」注意がなされて“いないもの”を当てる問題です。

 「適正使用」の漢方処方製剤が正面から問われています。

 手引きには…、

 「茵蔯蒿湯、大黄甘草湯、大黄牡丹皮湯、麻子仁丸、桃核承気湯、防風通聖散、三黄瀉心湯、大柴胡湯、乙字湯(ダイオウを含む場合)、瀉下成分が配合された駆虫薬」

 …とあります。

 よって、答えは、「5」の「麦門冬湯」となります。

補足1

 「茵蔯蒿湯、大黄甘草湯、大黄牡丹皮湯、麻子仁丸、桃核承気湯、防風通聖散、三黄瀉心湯、大柴胡湯、乙字湯」ですが、これらの漢方処方製剤には、「ダイオウ」が入っています。

 当該ダイオウは、他の瀉下薬との併用がダメなので、ここからも判断できます。

 参考:茵蔯蒿湯

 参考:大黄甘草湯

 参考:大黄牡丹皮湯

 参考:麻子仁丸

 参考:桃核承気湯

 参考:防風通聖散

 参考:三黄瀉心湯

 参考:大柴胡湯

 参考:乙字湯

補足2

 そして、「5」の「麦門冬湯」ですが、これは、ダイオウが入っていません。

 「麦門冬湯」は、「かぜ」や「鎮咳去痰」の漢方処方製剤で、「カンゾウ」入りです。

 なぜか、「麦門冬湯・・・カンゾウ」がよく出るので、押えておきましょう。

答え

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

適正使用

 41問:添付文書・・・「ふつう」。

 42問:添付文書の構成・・・「ふつう」。

 43問:大量に使用(服用)しない・・・「ふつう」。

 44問:一般用検査薬の添付文書・・・「ふつう」。

 45問:ぜんそくを起こしたことがある人・・・「ふつう」。

 46問:15歳未満の小児・・・「ふつう」。

 47問:一般用医薬品の保管及び取扱・・・「ふつう」。

 48問:妊婦又は妊娠していると思われる人・・・「ふつう」。

 49問:次の診断を受けた人・・・「ふつう」。

 50問:他の瀉下薬(下剤)との併用を避ける・・・「難」。

 51問:一般用医薬品の製品表示・・・「ふつう」。

 52問:安全性情報等・・・「ふつう」。

 53問:医薬品PLセンター・・・「ふつう」。

 54問:副作用等報告・・・「ふつう」。

 55問:安全性情報報告制度・・・「ふつう」。

 56問:救済制度・・・「ふつう」。

 57問:救済制度2・・・「ふつう」。

 58問:製造販売業者の副作用等報告・・・「ふつう」。

 59問:安全対策・・・「ふつう」。

 60問:啓発活動・・・「ふつう」。

R3 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R3 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする