登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。このページでは、個々の解説ページのリンクのインデックスのほか、「医薬品」を優先や「使用(服用)しない」を優先や「相談すること」は一部だけ、勉強方法等を見ていきます
かつての「適正使用」の「医薬品的な問題」は、例年「3~5問」くらいの出題でした。
しかし、昨今では、「6~8問強」出題される県がほとんどで、更には、東京都R1試験のように「11問」も、出題されるところも、出てきました。
かつては、当該「医薬品的な問題」は、出題数が少なかったので、「捨て問」の一手でした。
しかし、先に見たように、出題数が“漸増”していることから、何らかの対策が必要となっています。
以下に、対策を述べているので、参考にしてください。
「適正使用」の「医薬品的な問題」ですが、「医薬品」の勉強が済んでいないなら、やらなくていいです。「後回し」にしてください。
「医薬品的な問題」は、ベースが「医薬品」のため、「医薬品」の知識がないと、まったく進みません。
試験戦術の点でも、「医薬品」の方が大事です。
まずは、「医薬品」の制覇に、尽力してください。
一通り、「医薬品」の勉強が済んでから、当該「医薬品的な問題」に着手するようにしましょう。
「医薬品的な問題」には、「2つ」の系統があります。
1つは、「使用(服用)しない」系統で…、
残るは、「相談すること」系統です。
優先すべきは、前者の「使用(服用)しない」です。
前者の方は、比較的ボリュームが小さく、また、出題を絞りやすく、勉強しやすいのです。
また、出題数も、こちらの方が“ちょっとだけ”多いことがあり、点数可能性が高いのです。
そして、「使用(服用)しない」は、割かし「医薬品」で問われることがあるので、費用対効果が“悪くない”のであります。
こうした塩梅なので、まずは、「使用(服用)しない」を、優先して勉強するってな次第です。
対して、「相談すること」は、“ほぼ捨てる”ことにします。
理由は、「使用(服用)しない」の裏返しです。一口で言えば、「相談すること」は、費用対効果が悪いのです。
「相談すること」は、量がそこそこ多く、成分・項目が配偶者のカバンの中のように雑多過ぎて、対策を取り難いのであります。
よって、「“ほぼ”捨てる」のが賢明です。
さて、「“ほぼ”捨てる」には、少しだけ留意してください。
完全に捨てるわけではないからです。
まずもって、「相談すること」は、巻末資料は、見なくていいです。憶えなくてもいいです。
よほどに余裕がない限り、「相談すること」は、勉強しません。
その代わりに、「PDF過去問」だけをやります。
んで、PDF過去問を「やる」といっても、他の科目のようには、解きません。まず、本腰を入れません。正面から勉強しません。
「やる」ことは、「問い答え丸暗記」です。
つまり、問題・選択肢と答えを丸暗記して、機械的に問題を解けるようになっておく、ってな次第です。
資格試験の鉄則ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないのです。
試験問題の「使い回し」の可能性がそこそこ高いからです。
んなもんで、「問い答え丸暗記」で、「使い回し」問題を取りこぼさないようにする、ってな寸法です。
おおむね、「相談すること」は、「3~4問」の出題があります。
正直、0点でも仕方ないです。しかし、「使い回し」問題で、1点でも取れたら、格段に足切り点を免れやすくなります。
そして、です。
「適正使用」は、現在のところ、傾向に大きな変化はありません。しかし、今後、「難化」する可能性を捨てきれないのです。
問題がガチで難しくなったとき、または、「医薬品的な問題」の出題数が増加したときに、「相談すること」で1点でも取れたら、実に大きな加点となります。
よって、「問い答え丸暗記」で、「相談すること」から1点くらいは、もぎ取ろうってな寸法です。
さて、PDF過去問ですが、ひとまず、過去3回分を対象とします。
試験1回あたり、「相談すること」の出題は、「3~4問」なので、3回分で「9~12個」くらいです。
こう考えれば、多少は、気楽に臨めるかと思います。
次に、「問い答え丸暗記」ですが、コツは、「割り切り」です。
どうしてとか、なぜとかは、考えません。心をからっぽにして、問いと答えを憶えましょう。
ハイハイみたいな感じで、ただただ、機械的に、選択肢の正誤が付いて、問題が解けるようになっていれば、OKです。
なお、見るのも読むのも面倒なクソ問題は、捨てて構いません。そういうのに労力を割くよりも、「使用しない」等の復習に充てる方が賢明です。
「相談すること」は、実務にも関係する論点なので、理想を言えば、勉強すべきです。
しかし、試験戦術上は、「“ほぼ”捨てる」のが賢明です。
真剣に勉強するのは、試験に受かってからにしましょう。それか、登録販売者の仕事に就いてから勉強しましょう。
試験勉強中の今は、「合格」のみを考えるべきです。
「医薬品的な問題」の勉強方法を見ていきます。
まずもって、暗記対象の「第5章 別表」ですが、本当に文字の羅列です。
真剣に読もうとしてもシンドイだけです。
んなもんで、「読む」のではなくて、「見る」ようにします。
何十分も見る必要はないです。
5~10分程度の細切れ時間を活用して、何度も目を通しましょう。
たとえば、トイレで見る、通勤通学時に見るとかです。わたしは、夜寝る前に見てました。
ここで、重要なのは、「憶えようとしない」ことです。
こんな、配偶者のようなクソ「表」を憶えようとすると、嫌気が差すだけです。
何度も何回も見るうちに、そこそこ頭に残っていきますし、嫌悪感も和らぎます。
真剣な暗記と記憶は、「医薬品的な問題」の過去問演習を終えてからでいいです。
「見る」の次の段階は、「調べる」です。
当該「調べる」ですが、「表」に出てくる成分を、「医薬品」のところと照合する作業です。
「適正使用」の「表」に出てくる成分ですが、「医薬品」に出てくるものが多々あります。
たとえば、非ステロイド性抗炎症成分の「インドメタシン」です。
「適正使用」に「喘息を起こしたことがある人」とあり、そして、「医薬品」では、「喘息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある」との記述があります。
そして、当該インドメタシンは、上記の喘息のほかに…、
「アレルギー症状」や…、
「次の医薬品によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人:チアプロフェン酸を含有する解熱鎮痛薬、スプロフェンを含有する外用鎮痛消炎薬、フェノフィブラートを含有する高脂血症治療薬」、
「次の添加物によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人:オキシベンゾン、オクトクリレンを含有する製品(日焼け止め、香水等)」
…といった記述が、「医薬品」と「適正使用」とで共通して登場します。
こういう「ある」ものは、医薬品の勉強でカバーできるので、「適正使用」的には、ラクできるってな塩梅です。
対して、「適正使用」には出てくるが、「医薬品」には出てこない記述もあります。
たとえば、「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人」に出てくる「非麻薬性鎮咳成分」の「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」です。
当該成分は、「医薬品」では、当該アレルギーについての記述がないのです。
こういう「ない」ものは、医薬品の勉強でカバーできないので、「適正使用」の勉強時に、丁寧に押えていかねばならないってな次第です。
「表」の成分を、一通り調べれば、何と何を真剣に憶えないといけないか、明白に見えてきます。
さて、「表」の成分の「ある・なし」を調べる際は、チェックを入れていきましょう。
具体的には、医薬品にも「ある」ものには、「✓」を入れたり、赤ペンで線を引くとかです。
対して、医薬人に「ない」ものは、目立つマーカーで塗るとかするといいでしょう。
こうしておくと、一目見るだけで、どこを憶えないといけないか明白なので、「暗記と記憶」の効率が上がります。
当該「調べる」の注意点ですが、「ずーっと根を詰めて調べない」です。
時間的には、1回あたり15分くらいで十分です。ホント、他の科目の勉強に疲れてきたら、気分転換で「調べる」くらいでいいです。
細切れ時間とか、宅配業者待ちとか、リビングに配偶者しかいないときとかに、ささっと1~2成分を調べるといいでしょう。
そして、大事なことですが、「調べる」ときも、憶えようとしないでください。
無理に憶えようとすると、脳が疲れて、心気が萎えるだけです。
先の「見る」と「調べる」で、ある程度、クソ「表」に「見覚え」ができてきたら、テキストや過去問題集、PDF過去問に着手しましょう。
優先すべきは、先述したように、「使用しない」の問題です。
さて、いくら見たり調べたりしても、最初のうちは、まず解けないはずです。
んなもんで、テキストを見ながら解いていってください。
本試験のその日までに、何もなしで解けるようになればいいので、今は、ドンドコと“カンニング”して、問題を解いていきましょう。
んで、問題に出たもの・間違えたもの・忘れていたものを、復習を通じて、憶えていってください。
問題集・過去問等の問題は、最低でも、「3回」は繰り返しておきましょう。
なお、「使用しない」の各論点を、「「使用(服用)しない」リンク」にまとめています。
くだらない語呂合わせがある論点もあります。使えるものがあれば、活用して脳に叩き込みましょう。
過去問等には、当然、「相談すること」の問題もあります。
当該「相談すること」系の問題は、解かないでいいです。無視しましょう。
まあ、一抹の不安のある人は、ざっと選択肢と解説を見ておけばいいです。
本腰を入れるべきは、「使用しない」の方です。
先に述べましたが、「使用しない」の方が仕上がってきたら、受験予定地の過去3回分のPDF過去問の「相談すること」の問題を「丸憶え」していってください。
ここまでやれば、「相談すること」対策的には、十分かと思います。
過去問ですが、「医薬品的な問題」だけをまとめたページがあります。
「登録販売者「適正使用」の「医薬品的な問題」過去問リスト」です。
時間等に余裕がある人は、ドンドコと問題演習の数を稼いでください。
「使用(服用)しない」の各論点をまとめたページへのリンクです。
くだらない語呂合わせもあるので、憶えにくいものがあれば、活用してください。
「相談すること」の各論点をまとめたページへのリンクです。
時間に余裕があれば、活用してください。時間がないなら、読む必要はありません。
「適正使用」の「医薬品的な問題」の勉強がある程度済む中盤から終盤にかけて、目を通してください。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
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