本問は、「医薬品」の「皮膚に用いる薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
全国的に、過去にあまり問われていない、いわゆる「マイナー成分」の出題が顕著です。
捨ててもいいのですが、できることなら、押えておきましょう。
選択肢aの「サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。」ですが、正しい記述です。
「サリチル酸」の正しい記述です。
手引きには、「角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。併せて抗菌、抗真菌、抗炎症作用も期待され、にきび用薬等に配合されている場合もある」とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。
「尿素」は、「保湿成分」です。
当該保湿成分には、そのほかに、グリセリン、白色ワセリン、オリブ油、ヘパリン類似物質等などがあります。保湿成分と、認識できるようになっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示すため、 患部が浸潤又は化膿している場合に用いられる」ですが、誤った記述です。
「酸化亜鉛」ですが、「収斂・皮膚保護成分」なので、前半部分は正しいのです。
しかし、後半部分の「患部が浸潤又は化膿」ウンヌンが間違っています。
手引きには、「患部が浸潤又は化膿している場合、傷が深いときなどには、表面だけを乾燥させてかえって症状を悪化させるおそれがあり、使用を避けることとされている」とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ヘパリン類似物質は、血液凝固を抑える働きがあるため、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症など)の診断を受けた人では、使用を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
「ヘパリン類似物質」の正しい記述です。
近年、複数の県で、当該ヘパリン類似物質の「血液凝固を抑える働き」が出題されています。
テキストの…、
「出血しやすい人、出血が止まりにくい人、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑症など)の診断を受けた人では、使用を避ける必要がある」
…といった記述は、念入りに、精読しておくべきです。
よって、選択肢は、「正」となります。
また、同じ働きのあるものとして、「ポリエチレンスルホン酸ナトリウム」があるので、併せて、チェックしておきましょう。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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