本問は、「医薬品」の「強心薬」についての問題です。生薬が3つ、漢方処方製剤が1つで構成された問題です。少々、突っ込まれた問題で、確答は厳しいです。シッカリと復習だけはして、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢 中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢 血管の収縮による血圧上昇作用があるとされる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血管の収縮による血圧上昇作用」のところです。
正しくは、「末梢血管の拡張による血圧降下作用」です。
シッカリとテキストを読んでないと、解けない問題です。
なお、基原部分は、正しい記述です。
参考:ゴオウ
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬 で、微量で強い強心作用を示し、一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう用法・ 用量が定められている」ですが、正しい記述です。
「センソ」の正しい記述です。
数字は、常に狙われています。
他県では、一般用医薬品と劇薬の「数字」が出題されています。
「一般用医薬品では、1日用量が“5mg以下”」と、「1日用量中センソ“ 5mg ”を超えて含有する医薬品は劇薬に指定」は、押えておきましょう。
参考:医薬品の数字7
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「苓桂朮甘湯は、強心作用が期待される生薬は含まれず、主に尿量増加(利尿)作用により、 水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。) の排出を促すことを主眼とする」ですが、正しい記述です。
「苓桂朮甘湯」は、唯一の「強心薬」の漢方処方製剤です。
選択肢の言うように、「強心作用が期待される生薬は含まれない」ので、キッチリ押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、 若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の 作用があるとされる」ですが、正しい記述です。
「ロクジョウ」の正しい記述です。基原も効能も、正しいです。
よく出る生薬なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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