本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(胃腸)」についての問題です。漢方処方製剤のレベルの高い選択肢で構成されています。勉強していない人は、手も足も出ないので、「捨て問」にするしかありません。復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「六君子湯は、体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすく、 貧血性で手足が冷えやすいものの胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に適すとされる。」ですが、正しい記述です。
「六君子湯」の正しい記述です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「人参湯(理中丸)は、体力中等度以上で、胃がもたれて消化が悪く、ときに吐きけ、食後に腹が鳴って下痢の傾向のある人における食べすぎによる胃のもたれ、急・慢性胃炎、消化不 良、食欲不振に適すとされる」ですが、誤った記述です。
「人参湯」の体力規定(虚実)は、「体力虚弱」です。
当該体力虚弱の漢方処方製剤は、数がないので、「体力虚弱」で押えておきましょう。
選択肢の言う漢方は、「平胃散」です。
キーワードの「食後に腹が鳴る」で判断しましょう!
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「桂枝加芍薬湯は、体力中等度以下で腹部膨満感のある人のしぶり腹、腹痛、下痢、便秘に 適すとされる」ですが、正しい記述です。
「桂枝加芍薬湯」の正しい記述です。
キーワードの「しぶり腹」で、判断しましょう。
なお、しぶり腹とは、「残便感があり、繰り返し腹痛を伴い便意を催すもの」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「大黄甘草湯は、体力に関わらず広く応用され、便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔などの症状 の緩和に適すとされる」ですが、正しい記述です。
「大黄甘草湯」の正しい記述です。
大特徴の「体力に関わらず広く応用され」で、判断します。
参考:ブログ 「体力に関らず」
参考:「幅広く応用できる」と「広く応用できる」とと「幅広く用いることができる」のまとめ
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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