本問は、「医薬品」の「殺虫剤」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ジクロルボスは、有機リン系殺虫成分であり、アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコ リンエステラーゼ)と可逆的に結合してその働きを阻害する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「可逆的に結合してその働きを阻害する」のところです。
「ジクロルボス」は、「有機リン系殺虫成分」です。
「有機リン系殺虫成分」は、「アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と“不可逆的”に結合してその働きを阻害する」です。
「可逆的」なのは、「カーバメイト系殺虫成分、オキサジアゾール系殺虫成分 」です。
「不可逆的・可逆的」は、実によく出るので、ガチ暗記です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「ピレスロイド系殺虫成分の殺虫作用は、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することに よるものである」ですが、正しい記述です。
「ピレスロイド系殺虫成分」の正しい記述です。
「ペルメトリン」などがあります。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「プロポクスルは、有機塩素系殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫 作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い」ですが、誤った記述です。
「プロポクスル」は、「カーバメイト系殺虫成分」です。
また後半部分も間違っていて、正しくは、「一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性は“低い”」です。
復習しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹 になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に 類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる」ですが、正しい記述です。
「昆虫成長阻害成分」の「メトプレン」の正しい記述です。
マイナーな成分が、他県では、ドンドコ出ているので、他の成分も、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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