令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「頭皮・毛根に作用する配合成分」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。よく出る論点なので、押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コ リン作用)を示す。」ですが、正しい記述です。
「カルプロニウム塩化物」の正しい記述です。
当該ですが、結構、問題にしやすいです。
手引きには…、
「アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受け にくく、作用が持続するとされる。」
「副作用として、コリン作用による局所又は全身性の発汗、 それに伴う寒気、震え、吐きけが現れることがある」
…とあります。
まずもって、副作用はすべて出るので、要チェックです。
次に、アセチルコリンやコリンエステラーゼのカタカナ語句に注意です。
コリン作用を抗コリン作用とかアセチルコリン作用とかに変えたりされますね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「エストラジオール安息香酸エステルは、男性ホルモン成分の一種である。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「男性ホルモン」のところです。
「エストラジオール安息香酸エステル」は、女性ホルモン成分ですよ。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「チクセツニンジンは、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。
「チクセツニンジン 」の正しい記述です。
朝鮮人参の「ニンジン 」とは、区別してくださいね。出題実績あります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ヒノキチオールは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して 用いられる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、「カシュウ 」のものです。
「ヒノキチオール 」は、「ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、抗炎症などの作用 を期待」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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