令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「外用痔疾用薬」についての問題です。ガチの知識問題なので、知らないと解けません。ここは実によく出るので、何回もテキストを読んで、キーワードを押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「坐 剤及び注入軟膏 では、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身 的な影響を生じることがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「外用痔 疾用薬は局所に適用されるものであるが、」
坐 剤及び注入軟膏 では、成分の一部が直腸粘 膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがあるため、配合成分に よっては注意を要する場合があ」
…とあります。
ですから、痔の薬だからと言って甘く見てはいけないのです。配偶者にも注意喚起をしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「痔 に伴う痒 みを和らげることを目的として、抗ヒスタミン成分であるクロタミトンが配合され ている場合がある。」ですが、誤った記述です。
カンタンですね。
間違っているのは、「クロタミトン」のところです。
「クロタミトン」ですが、これは、「局所刺激成分」ですね。ほいで、熱感刺激です。
外用の痔の薬の抗ヒスタミン成分には、「ジフェンヒドラミン塩酸塩・ジフェンヒドラミン」などがあります。不安な人は、チェックをば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「肛 門部の炎症や痒 みを和らげる成分として、ステロイド性抗炎症成分であるグリチルレチン酸 が配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。
「グリチルレチン酸」ですが、ステロイド性抗炎症成分ではないですね。
外用痔疾用薬の「ステロイド性抗炎症成分」には、「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」や「 プレドニゾロン酢酸エステル」があります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「痔 による肛 門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントインのような組織修復成分が用 いられる。」ですが、正しい記述です。
選択肢の言う「 アラントイン」は、組織修復成分です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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