令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「鎮暈薬」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ジフェニドール塩酸塩は、内耳への血流を抑制する作用を示す。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血流を抑制する作用」のところです。
正しくは、「血流を改善する作用」です。
「抗めまい成分」の「ジフェニドール塩酸塩」ですが、そこそこ禁忌があるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させる作用を 示す。」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」の「スコポラミン臭化水素酸塩」の正しい記述です。
不安な人は、確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「無水カフェインは、抗めまい成分による眠気の解消を目的として配合されている。」ですが、誤った記述です。
違いますね。
「中枢神経系を興奮させる成分(キサンチン系成分)」からの出題です。
手引きには…、
「カフェインが配合されているからといって、抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗 コリン成分又は鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない。」
…とあります。
全国的によく出る記述です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ピリドキシン塩酸塩は、吐きけの防止に働くことを目的として配合されている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「吐きけの防止に働くことを期待して、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、リボフラ ビン等のビタミン成分が補助的に配合されている場合がある。」
…とあります。
「その他」からの出題です。こういうマイナー成分、本当に出ます。
試験の終盤あたりで「医薬品 その他系のビタミン成分 」で、横断的に押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、ピリドキシン塩酸塩は、ビタミンB6ですね。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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