本ページで述べる「ひ」の付く生薬は、「ヒノキチオール」です。「毛髪用薬」の生薬です。当該毛髪用薬には、カタカナ成分が少ないため、生薬の出題が実に多いです。優先して押えておきましょう。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、抗炎症などの作用を期待して用いられる」
…以上です。
名称と基原が同じなので、楽できます。「基原と名称が同じ生薬一覧」で、横断的に憶えてしまってください。
ちなみに、基原のタイワンヒノキは、こんなものです。
よく見かけます。
「ヒノキチオール」は、「毛髪用薬」の生薬です。
当該毛髪用薬ですが、カタカナ成分が少ないため、問題が作り難いためか、よくよく、生薬に出番のお鉢が回ってきます。
当該毛髪用薬が出題されたときは、高い確率で、選択肢の1つとして登場します。
たとえば、「R4 愛知県 午前第51問」や「R4 関西広域連合 第51問」といった感じに出題されています。
よって、優先順位は、「高い」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬ですが、「メディクイックH」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
① ヒノキチオールは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
② ヒノキチオールは、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
…といった感じに出題されています。
設問の「ヒノキチオールは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる」のところです。
この説明は、「カシュウ」のものです。
「ヒノキチオール」ですが、「抗菌、抗炎症などの作用を期待して用いられる」です。
当該ヒノキチオールの出題ですが、本問のように、「毛髪用薬」のお友達生薬との「入れ替え」問題が多いです。シッカリ整理して憶えましょう。
設問の「ヒノキチオールは、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血行促進、抗炎症などの作用」のところです。
正しくは、「抗菌、抗炎症などの作用」です。
選択肢の言う「血行促進、抗炎症」の生薬は、同じ毛髪用薬の生薬の「チクセツニンジン」のものです。
先も言ったように、当該ヒノキチオールの出題は、他の生薬との「入れ替え」問題が多いので、効能は、正確に押えておきましょう。
なお、「ヒノキチオール」ですが、この生薬が入った商品には、「精油(オイル)」の物があり、その効能は、「抗菌 除菌 防虫 防ダニ 消臭 防臭 防カビ」などとなっています。
ここから、「ヒノキチオール」の効能の「抗菌」を押さえるといいかと思います。
amazon参考:ヒノキチオール
「毛髪用薬」の生薬ですが、先に挙げた…、
・カシュウ
…の3つしかありません。
当該毛髪用薬が出題された場合、上記3つの生薬のうち、1つは確実に出題されます。
「3つ」しかないのに、出題率は高めという塩梅で、他の生薬と比べて、費用対効果が実にいいです。
優先して、押えましょう。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ヒノキチオール --- 「○○、○○〇の作用が期待される。」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「ひ」の付く生薬は、以下の通りです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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