令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「漢方の病態認識」についての問題です。これまで出てこなかった論点です。まあできないでしょう。全く私もチンプンカンプンでした。過去問に出たことは、甘く見てはいけないのですが、現時点では、これは、捨てていいでしょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「「実」の病態が適応となるものは、「体力が充実して」と表現される。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「(a) 実の病態が適応となるものには:体力が充実して」
「(b) 虚実の尺度で中間の病態が適応となるものには:体力中等度で」
「(c) 虚の病態が適応となるものには:体力虚弱で」
「(d) 虚実に関わらず幅広く用いられるものについては:体力に関わらず」
…とあります。
こういうのが全国的に出るようになっています。 テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「「血虚」の病態は、「皮膚の色つやが悪く」と表現される。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
手引きには…、
「気血水についても、「口 渇があり、尿量が減少するもの」(水毒)、「皮膚の色つやが悪く」(血虚)などの表現を用い て適宜「しばり」に組み入れられている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「「陽」の病態は、「のぼせぎみで顔色が赤く」などの熱症状として表現される。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
手引きには…、
「陰陽の概念で、「陽」の病態を適応とするものは「のぼせぎみで顔色が赤く」などの熱 症状として表現され、また「陰」の病態は「疲れやすく冷えやすいものの」などの寒性の症状を 示す表現で示されている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「「脾 胃虚弱」の病態が適応となるものは、「胃腸虚弱で」と表現される。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「五臓の病態は漢方で言う「脾 胃虚弱」の病態が適応となるも のには「胃腸虚弱で」と記されており、「肝陽上亢 」のような肝の失調状態が適応となるものに は「いらいらして落ち着きのないもの」などと表現されている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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