令和7年度(2025年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「胃腸に作用する成分」についての問題です。マイナー成分がそこそこ問われていますが、難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ピコスルファートナトリウムは、中和反応によって胃酸の働きを弱めることを目的として配 合されている。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「ピコスルファートナトリウム」は、「大腸刺激性瀉 下成分」ですね。
選択肢の記述の中和反応によって胃酸の働きを弱めることを目的ウンヌンは、「制酸成分」で、「炭酸水素ナトリウム(重曹)」などがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「オウレンは、結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促すことを目的として配合されている。」ですが、誤った記述です。
選択肢の「結腸や直腸の粘膜を刺激」ウンヌンは、「大腸刺激性瀉 下成分」の「ビサコジル」のものです。
当該ビサコジルの固有の記述です。出るようになったので、チェックしておきましょう。
なお、「オウレン 」ですが、「苦みによる健胃」や「日本薬局方収載のオウバク末(オウバクを粉末にしたもの)、オウレン末は、止瀉 薬と しても用いられる」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「ビフィズス菌は、腸内細菌のバランスを整えることを目的として配合されている。」ですが、正しい記述です。
「整腸成分」の「ビフィズス菌」の正しい記述です。
マイナー成分、ドンドコ出てます。油断せず押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「沈降炭酸カルシウムは、腸管内に生じた有害な物質を吸着することを目的として配合されて いる」ですが、正しい記述です。
これまた、マイナー成分ですねえ。
「吸着成分」の「沈降炭酸カルシウム」の正しい記述です。
禁忌もあるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
★みんなとシェアする