センソ‐「せ」の付く生薬:登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「せ」の付く生薬の「センソ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。

インデックス

  1. 傾向と対策、優先順位
  2. 過去問○×問題
  3. 解説
  4. おさらい‐手引き抜粋
  5. 空白問題
  6. 生薬リンク

傾向と対策、優先順位

 「センソ」は、生薬の中で、最高度の出題率を誇る『ド級生薬』の1つです。

 必ず押さえておくべき生薬です。他に手が付けられなくても、当該センソだけは、押えておきましょう。

 優先順位は、「最も高い」です。

 なお、当該生薬が配合された市販薬には、「【第2類医薬品】救心 30粒」や「【第2類医薬品】ユンケル心臓薬 36錠」などがあります。

 生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。ちなみに、先の「救心」では、漢字で「蟾酥(センソ)」と表記されています。

過去問○×問題

 当該生薬は…、

 ① センソは、有効域が比較的狭く、一般用医薬品では、1日用量が10mg以下となるよう用法・用量が定められている。

 ② センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。

 ③ センソは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされている。

 ④ センソの配合された薬は、口内で噛み砕いて服用する必要がある。

 …といった感じに出題されています。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

 ③の正誤はこちらです。

 ④の正誤はこちらです。

①の解説‐センソはご先祖

 「センソ」は、本問のように、「数字」も出るので、詳細まで押さえておく必要があります。

 「センソ」の説明には、「センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、有効域が比較的狭く、一般用医薬品では1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている。」とあります。

 本問では、「10mg」となっているので、ここで「×」と分かります。

 当該数字は、一発で憶えられます。

 ズバリ、「ご先祖(ごせんぞ)」です。

 言うまでもなく、ご先祖の「ご」が「5」で、「5mg」が該当します。

 んで、先祖の「せんぞ」は、「センソ」をもじったものです。

 「ご先祖」で、センソの5mgを憶えてみてください。

 こんな次第で、解答は、「×」と相なります。

 なお、「数字」ですが、「単位」にも、気をつけましょう。

 「5“g”」とか、「5“μg”」などに変えられる可能性があります。

 「5mg」です!

②の解説‐カエル先生

 ②の「センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す」ですが、試験では、基原もよく出ています。

 「入れ替え問題」で、当該ヒキガエルうんぬんは多用されるので、丸ごと憶える必要があります。

 基原のくだらない憶え方ですが、「先祖返り」とか、「カエル戦争」とか、「カエル先生」くらいのフレーズで、頭に入れるといいでしょう。

 「カエル」は言うまでもなく「ヒキガエル科のシナヒキ“ガエル”」部分で、「“せん”そう」や「“せん”せい」は「“セン”ソ」の頭文字です。

 まあ、本当のよく出るので、問題演習を繰り返していれば、自然と憶えるかと思います。

 こんな次第で、解答は、「○」と相なります。

③はよくある問題

 ③の「センソは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされている。」ですが、明らかに間違いです。

 登録販売者でよくある「入れ替え問題」です。

 問題文の言う基原の「シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカ」云々は、「 ロクジョウ(鹿茸)」のものです。

 次に、センソは、強心作用はありますが、強壮、血行促進などはありません。

 こんな次第で、解答は、「×」と相なります。

 なお、本問では、基原が「ロクジョウ」でしたが、「ゴオウ」や「ジャコウ」の基原で出題されることもあります。

 たとえば、「センソは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする」とか「センソは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする」といった風に、出題されます。

 言うまでもなく、ウシ云々は「ゴオウ」で、ジャコウジカ云々は「ジャコウ」です。

 ホント、ド級生薬は手を抜けないので、念入りに見ておいてください。

④の使用上の注意

 ④の「センソの配合された薬は、口内で噛み砕いて服用する必要がある。」ですが、誤った記述です。

 「使用上の注意」からの出題です。

 後述していますが、センソは、「口中で噛み砕くと舌などが麻痺することがあるため、噛まずに服用すること」になっています。

 生薬でも、「使用上の注意」が問われるようになっているので、チェックしておきましょう。

 参考:茨城県 R3 第72問

補足

 「センソ」ですが、最も出題される生薬で、わたしは、「ド級生薬」と呼んでいます。

 当該ド級生薬は、以下の4つです。どれも、突出した出題率があり、これら4つの生薬で1点取れます。

 最低でも、以下の4つの生薬は、ガチで押えておきましょう。

おさらい

 復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。

 「ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。」

 「皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、」

 「センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。」

 「有効域が比較的狭い成分であり、1日用量中センソ 5mg を超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。」

 「一般用医薬品では、1日用量が 5mg 以下となるよう用法・用量が定められており、それに従って適正に使用される必要がある。」

 「なお、通常用量においても、悪心(吐きけ)、嘔吐の副作用が現れることがある。」

 …以上です。

 まず、基原です。よく出ます。「先祖返り」くらいに憶えるといいでしょう。

 次に、頻出論点の「使用上の注意」です。これも、狙われやすいです。

 「噛まずに服用」は、ガチ暗記してください。

 そして、「数字」です。

 まずもって、数字の「5mg」のところは、ガチ暗記してください。数字は、常に狙われています。

 参考:医薬品の数字7

 そして、くれぐれも、「超・以下」の使い分けに、気をつけてください。

 「ひっかけ」で、「センソを5mg以上含有する医薬品は劇薬指定」などと出題されています。

 「×」です。

 センソが「5mg“超”」だと、劇薬扱いです。

 つまり、「5mg」なら一般用医薬品で、「5.1mg」とかなら劇物なわけです。

 参考:以下・以上・未満・超える

 当該劇薬のように、「名称‐基原‐効能」以外の記述がある生薬を、「登録販売者「その他の記載」のある生薬のまとめ」に、まとめています。

 余裕があれば、ここまでチェックしておきましょう。

 最後に、副作用です。

 当該センソは、通常用量においても、悪心(おしん)、嘔吐の副作用が現れることがあります。

 「センソ」は、こんな次第です。テキストを何回も読み込んでおきましょう。

空白問題

 暗記用に、空白問題を出しておきます。

 センソ --- 「○○作用。」

 すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。

生薬リンク

 「せ」の付くの生薬へのリンクです。

 セイヨウトチノミ

 セキサン

 セネガ

 センソ

 センキュウ

 センナ

 センブリ

 「さ行」インデックス

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は、テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」と、掲載問題数が一番多い「超重要 登録販売者 過去問題集」を使えば支障ありません。わたしはこれで「117点」取れました。

 また、公式の過去問は、PDFで配布されています。過去問演習は、「タブレット」が便利です。もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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