33問‐愛媛県 過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「浣腸薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
33問‐浣腸薬
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症（腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等）の可能性があり、浣腸薬の配合成分が症状を緩和するため、積極的に使用すべきである。」ですが、誤った記述です。
選択肢の内容は、明らかに「受診勧奨」のケースです。一般用医薬品の範疇を超えています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「浣腸薬は一般に、流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「ソルビトールは、炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
「炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する」なのは、「炭酸水素ナトリウム」です。
選択肢の「ソルビトール」は、「浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊（溶血）を引き起こすおそれがある」ですが、正しい記述です。
「グリセリン」の固有の注意事項です。
「適正使用」でも、出るところです。
「グリセリン」は、「痔出血」のある人は、「相談すること」となっています。
参考：「相談すること‐次の症状がある人
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
医薬品
令和2年度 愛媛県 科目別
独学向け教材
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