本問は、「医薬品」の「痔及び痔疾用薬」についての問題です。基礎・基本事項ばかりです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「クロルヘキシジン塩酸塩は、肛門周囲の末梢血管の血行を促すことにより、鬱血を改善する効果を期待して、内用痔疾用薬に配合されている。」ですが、誤った記述です。
「クロルヘキシジン塩酸塩」は、「殺菌消毒成分」です。
選択肢の言う「鬱血を改善する効果を期待」は、「ビタミンE(トコフェロール類)」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「内用痔疾用薬に配合されている。」のところは、チェックしておきましょう。
痔の薬ですが、「外用痔疾用薬」と「内用痔疾用薬」の別について、問われる可能性があります。
「外用薬」と「内用薬」の成分の違いが、「福岡県 R2 第91問:歯痛薬及び歯槽膿漏薬」で、正面から問われたのです。
「痔の薬」で言うと、たとえば、「局所麻酔成分」の「リドカイン・リドカイン塩酸塩」は、「外用痔疾用薬」の成分です。
これが、たとえば、「リドカインは、局所麻酔成分で、“内用”痔疾用薬に配合されている」などと、出題されるおそれがあるのです。もちろん「×」です。
テキストの精読時は、何が内用痔疾用薬で、何が外用痔疾用薬なのか、意識して押えましょう。
選択肢bの「シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、新陳代謝促進、 殺菌、抗炎症等の作用を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。
「シコン」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、ヒドロコルチゾン酢酸エステルが配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」は、「ステロイド性抗炎症成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントインのような組織修復成分が用いられる」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「アラントイン」は、「組織修復成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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