本問は、「医薬品」の「グリチルリチン酸に」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「グリチルリチン酸は、モルヒネと同じ基本構造を持つことから、鎮痛作用を示すと考えられている」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「モルヒネと同じ基本構造を持つ」のは、「麻薬性鎮咳成分」の「コデインリン酸塩」や「ジヒドロコデインリン酸塩」などの成分です。
「グリチルリチン酸」は、「抗炎症成分」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「医薬品では1日の摂取量が、グリチルリチン酸として、200 mg を超えないよう用量が定められている。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
・1日最大服用量がグリチルリチン酸として 40mg 以上となる製品は長期連用を避ける。
・医薬品ではグリチルリチン酸としての1日摂取量が 200mg を超えないよう用量が定められている。
…と明記されています。
よって、選択肢は、「正」となります。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字1」でチェックです。
選択肢cの「グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。絶対に落としてはいけない選択肢です。
「グリチルリチン酸…偽アルドステロン症」は、ガチ暗記事項です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「グリチルリチン酸は、甘味料として一般食品や医薬部外品などにも広く用いられている。」ですが、正しい記述です。
たとえば、お菓子の「かっぱえびせん」には、甘味料にグリチルリチン酸を含むカンゾウが使用されています。
amazon参考:かっぱえびせん
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正」の組み合わせを探せば、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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