27問‐愛媛県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「鎮咳去痰薬」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

27問‐鎮咳去痰薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩については、その作用本体であるコデイン、ジヒドロコデインがモルヒネと同じ基本構造を持つ。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「コデインリン酸塩」と「ジヒドロコデインリン酸塩」は、「麻薬性鎮咳成分」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「エチルシステイン塩酸塩」は、「去痰成分」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 「去痰成分」は、いろいろな作用のある成分が「ひとまとめ」になっているとこです。

 詳細を述べると…、

 ・気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示すもの(グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等)、

 ・痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの(エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等)、

 ・粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするもの(カルボシステイン)、

 ・分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すもの(ブロムヘキシン塩酸塩)

 …となっています。

 他県では、「去痰成分」の細かい分類と、その該当成分までもが問われるようになっています。

 試験勉強後半(または、本試験の直前当たり)で、押えてしまってください。

選択肢c

 選択肢cの「ノスカピン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、チペピジンヒベンズ酸 塩は、麻薬性鎮咳成分と呼ばれる。 」ですが、誤った記述です。

 基本問題です。

 選択肢の言う「ノスカピン」以下の成分は、「非麻薬性鎮咳成分」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 「非麻薬性鎮咳成分」の当否が問われることがあります。

 「非麻酔性鎮咳成分の語呂合わせ」などを、参考に押えてください。

選択肢d

 選択肢dの「グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す」ですが、正しい記述です。

 「グアイフェネシン」は、「去痰成分」で、「気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す」です。

 先も言いましが、「去痰成分」の細かな分類・成分が問われるようになっているので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ及びかぜ薬

 22問:解熱鎮痛成分

 23問:グリチルリチン酸に

 24問:眠気を促す薬

 25問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 26問:カンゾウ・マオウ

 27問:鎮咳去痰薬

 28問:口腔咽喉薬

 29問:胃腸薬

 30問:漢方処方製剤(腸の薬)

 31問:腸の薬

 32問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 33問:浣腸薬

 34問:駆虫薬

 35問:強心薬

 36問:コレステロール改善薬

 37問:貧血用薬

 38問:痔及び痔疾用薬

 39問:婦人薬

 40問:アレルギー用薬

 41問:眼科用薬

 42問:眼科用薬の使用上の注意

 43問:皮膚に用いる薬

 44問:皮膚に用いる薬2

 45問:皮膚に用いる薬3

 46問:皮膚に用いる薬4

 47問:歯や口中に用いる薬

 48問:歯や口中に用いる薬2

 49問:禁煙補助剤

 50問:滋養強壮保健薬

 51問:滋養強壮保健薬2

 52問:漢方処方製剤

 53問:漢方処方製剤2

 54問:漢方及び生薬製剤

 55問:生薬成分

 56問:消毒薬

 57問:消毒薬2

 58問:衛生害虫の防除

 59問:殺虫剤及び忌避剤

 60問:一般用検査薬

令和2年度 愛媛県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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