本問は、「医薬品」の「アレルギー用薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「クロモグリク酸ナトリウムは、交感神経系を刺激して血管を収縮させること により、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。」ですが、誤った記述です。
「クロモグリク酸ナトリウム」は、「ヒスタミンの遊離を抑える成分(抗アレルギー成分)」です。
選択肢の言う「交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮」は、おなじみ「アドレナリン作動成分」で、「ナファゾリン塩酸塩」などです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受 容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。」ですが、正しい記述です。
「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「抗ヒスタミン成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「抗ヒスタミン成分」の説明の「ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用」は、「ひっかけ」多発地帯です。
「ヒスタミンが受容体と反応するのを“促進し”、ヒスタミンの働きを“促す”作用」などと変えられるので、注意してください。
選択肢3の「ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える目的として配合されている。」ですが、正しい記述です。
「ベラドンナ総アルカロイド」は、「抗コリン成分」で、選択肢のような効能があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、他県にて、「副交感神経系の働きを抑える」のところが変えられた出題がありました。
「“交感神経系”」となって出題されたので、チェックしておきましょう。
選択肢4の「プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の内容は、「プソイドエフェドリン塩酸塩」の固有事項なので、よく問われます。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤ったもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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