アーカイブ問題です。新問追加により削除された問題です。第15問は、給油取扱所の問題です。難の選択肢もありますが、ド定番の選択肢で、かつ、明白に間違っている選択肢があるので正解できます。常識でも判断できるでしょう。難易度は「やさしい」です。公式の過去問には解説がないので選択肢ごとに解説を付与する。暗記や憶え方、まとめページへのリンクもある。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
常識で判断できる問題です。
ほとんどの受験生は正解するはずです。絶対に落とさないようにします。
こういう「取れる問題」を、絶対に落とさないことが、独学合格の肝です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
給油取扱所での取扱基準が本問のテーマです。
難しい選択肢に拘泥せず、解答してください。
選択肢1の「固定給油設備を用いて、直接給油しなければならない」ですが、正しい記述です。
まずもって、「固定給油設備」ですが、これが、「移動式」だと、常識的に危ないので、正しいと考えられます。
次に、「間接的に給油する」のは、常識的に、危ないです。
たとえば、ポリタンクやバケツにガソリンを入れて、遠くの車まで運んで給油するのは、明らかに危険です。
こんな風に、考えていけば、判別できると思います。
選択肢1は、「○」です。
なお、本問の規定は、テキスト記載事項なので、チェックだけはしておいてください。
選択肢2の「自動車等のエンジンはかけたままとし、非常時に直ちに発進できるようにさせたおかねばならない」ですが、誤った記述です。
一読して、「こりゃダメだ」と、思ったはずです。
皆さんもGSで給油したことがあるでしょうが、必ず、エンジンを停止したはずです。
高校生の方や車のない人は、今度、GSを観察してください。
例外なく、給油中はエンジンがかかってないはずです。
また、ガソリンスタンドには、必ず「給油中エンジン停止」の看板があります。
こうした次第で、選択肢2は、「×」です。
選択肢3の「自動車の一部又は全部が、給油空地からはみ出たまま給油してはならない」ですが、正しい記述です。
常識的に考えれば、そのとおりだと考えられるはずです。
これも、テキスト記載事項なので、チェックしておきましょう。
こうした次第で、選択肢3は、「○」です。
選択肢4の「懸垂式の固定給油設備から4メートル以内の部分に、他の自動車等を駐車させてはならない」ですが、正しい記述です。
そのとおりなのですが、細かい規定のため、テキストに載ってない人も多いと思われます。
本試験にて、こういう難しい選択肢に遭遇したら、「後回し」にして、他の選択肢に当たってください。
本問では、明らかに選択肢2が「×」なので、消去法で判別できてしまいます。
こうした次第で、選択肢4は、「○」と相なります。
選択肢5の「移動貯蔵タンクから専用タンクに危険物を注入しているときは、当該専用タンクと接続する固定給油設備を使用して給油してはならない。」ですが、正しい記述です。
本問は、少々、問題文が悪いです。
要は、タンクローリーがGSのタンク(おおむね地下にあるドでかいタンク)に、商品のガソリンを補充している時は、来た車に給油するな、ということです。
補充中は、地下タンク内の油圧が変わることがあり、不慮の事態(噴き出すなど)を生じさせないための措置です。
こうした次第で、選択肢5は、「○」と相なります。
なお、夜中に、GS内に、エンジンのかかってないタンクローリーがいるのを見かけた人もいるかと思います。
ガソリンを地下タンクに補充中なわけですが、選択肢5のような規制があるから、営業終了後の夜間に、ガソリンの補充を行なってる、という塩梅です。
「給油取扱所」ですが、「給油取扱所の基準の頻出まとめ」のほうも、一読願います。
こっちの基準も、よくよく出題されています。
設問は、「誤ったものはどれか?」です。
したがって、選択肢2が正解となります。
答え:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物の品名・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:予防規定・・・迷彩あるも「普通」。
3問:指定数量計算・・・「ふつう」。
4問:保安距離・・・「ふつう」。語呂合わせ。
5問:5種消火設備・・・「やや難」。捨て問でよい。
6問:位置、構造及び設備・・・「ふつう」。
7問:市町村長への届出・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:使用停止命令・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。
9問:定期点検・・・「やさしい」。絶対レベル。
10問:免状の書換・再交付・・・「ふつう」。
11問:危険物保安監督者・・・「難」。ポイントのみ。
12問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。取れる問題。
13問:保安検査・・・「ふつう」。
14問:運搬容器・・・「やさしい」。基本問題。
15問:顧客用固定注油設備の彩色・・・「難」。解けない。捨て問。
16問:可燃物・・・「やさしい」。文系でも解ける。
17問:燃焼要素・・・「ふつう」。
18問:引火する最低温度・・・「やさしい」
19問:自然発火・・・「ふつう」。文系でも取れる。
20問:消火剤・・・「やさしい」。文系ガチ取り。
21問:静電気・・・「やや難」。
22問:燃焼熱計算・・・理系可。文系不可。
23問:化学基礎用語・・・「ふつう」。文系OK。
24問:金属のイオン化列・・・「やさしい」。文系100%。
25問:状態変化・・・「やさしい」。文系OK。
26問:類ごとの共通性状・・・「やさしい」。
27問:第4類の貯蔵・取扱・・・「やさしい」。
28問:第1石油類・・・「やさしい」。
29問:乙4の貯蔵・・・「ふつう」。解ける。
30問:4類火災・・・「ふつう」。
31問:自動車ガソリン・・・「ふつう」。
32問:キシレン・・・「ふつう」。解ける。
33問:灯油・・・「ふつう」。解ける。
34問:アセトアルデヒド・・・「やや難」。だが解く。35問:アセトン・・・「難」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は、最新問題が掲載される「 乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版 」を利用します。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
乙4に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙4の独学」をお読みください。
★みんなとシェアする