危険物取扱者 乙種4類(乙4)の公式過去問の、第17問目の解説。本問は、燃焼要素の問題です。危険物の超基礎問題なので、まず解けるはずですが、出題形式が「誤っているもののみをすべて掲げているものはどれか?」と、ちょっとだけ異なるので、最終解答だけを注意してください。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
ただ、本問は、「“誤っているもの”のみをすべて掲げているものはどれか?」という出題形式となっています。
通常の問題と少し異なっています。
最終解答の選び間違いをしないようにしてください。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
下線部分を、1つ1つ当たって行きましょう。
まず、「【A】熱と光の発生を伴う」ですが、「燃焼」の説明となっています。
選択肢のいうように、「燃焼とは、熱と光の発生を伴いながら酸素と化合する化学反応」だからです。
よって、【A】は、「正」となります。
次に、「【B】分解反応のことをいう」ですが、これは、誤った記述です。
先に見たように、燃焼とは、酸素と化合する化学反応、つまり、発熱・発光する“酸化”反応です。
「“酸化”反応」であり、「分解」ではないので、当該下線部分は、「誤」となります。
まあ、おなじみの「分解燃焼」もありますが、一般的ではないので、ここでは、無視してよいでしょう。
最後の「原則として可燃物、【C】酸素供給源、点火源の3つが同時に存在することが必要である」ですが、正しい記述です。
燃焼の3要素は、「可燃物」と「酸素供給源」と「点火源」でした。
当該下線部分に間違いはないので、「正」となります。
繰り返しますが、本問は、「誤っているもの」を、問うています。
誤っているものは、【B】です。
よって、選択肢の1」が正解となります。
ついウッカリして、正しい組み合わせの【A】と【C】の選択肢「4」を、選ばないようにしてください。
そこそこやってしまうケアレスミスです。
答え:1
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物の品名・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:予防規定・・・迷彩あるも「普通」。
3問:指定数量計算・・・「ふつう」。
4問:保安距離・・・「ふつう」。語呂合わせ。
5問:5種消火設備・・・「やや難」。捨て問でよい。
6問:位置、構造及び設備・・・「ふつう」。
7問:市町村長への届出・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:使用停止命令・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。
9問:定期点検・・・「やさしい」。絶対レベル。
10問:免状の書換・再交付・・・「ふつう」。
11問:危険物保安監督者・・・「難」。ポイントのみ。
12問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。取れる問題。
13問:保安検査・・・「ふつう」。
14問:運搬容器・・・「やさしい」。基本問題。
15問:顧客用固定注油設備の彩色・・・「難」。解けない。捨て問。
16問:可燃物・・・「やさしい」。文系でも解ける。
17問:燃焼要素・・・「ふつう」。
18問:引火する最低温度・・・「やさしい」
19問:自然発火・・・「ふつう」。文系でも取れる。
20問:消火剤・・・「やさしい」。文系ガチ取り。
21問:静電気・・・「やや難」。
22問:燃焼熱計算・・・理系可。文系不可。
23問:化学基礎用語・・・「ふつう」。文系OK。
24問:金属のイオン化列・・・「やさしい」。文系100%。
25問:状態変化・・・「やさしい」。文系OK。
26問:類ごとの共通性状・・・「やさしい」。
27問:第4類の貯蔵・取扱・・・「やさしい」。
28問:第1石油類・・・「やさしい」。
29問:乙4の貯蔵・・・「ふつう」。解ける。
30問:4類火災・・・「ふつう」。
31問:自動車ガソリン・・・「ふつう」。
32問:キシレン・・・「ふつう」。解ける。
33問:灯油・・・「ふつう」。解ける。
34問:アセトアルデヒド・・・「やや難」。だが解く。35問:アセトン・・・「難」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は、最新問題が掲載される「 乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版 」を利用します。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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乙4に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙4の独学」をお読みください。
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