第2問は、予防規定の問題です。迷彩が施されていますが、難易度は「ふつう」です。多くの受験生は、本問を取ってくるので、絶対に落とさないようにしましょう。解き方のコツあり。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問の特徴は、迷彩がたくさんあるところです。
いやらしい選択肢が多いので、ついウッカリ間違えるかもしれません。
本問は、「暗記と記憶」の問題ではなく、推測や類推を駆使する問題です。
ぶっちゃけ、どの選択肢も“それっぽい”ですが、「予防規定」の意味に近いものを選ぶだけです。
こういう出題もあるので、フルに頭を使ってください。
傾向把握の一環として、解いておきましょう。
先も述べたように、本問には紛らわしい選択肢が、うようよしています。
それをどう選り分けるかが、正解への一里塚です。
コツは「テキストの該当ページを思い出す」です。
「予防規定」のページに、選択肢1で言う「危険物保安監督者」や「危険物取扱者」について、何かしらの記述があったでしょうか?
「予防規定」のところには、そんなものは載っていなかったはずです。
「予防規定」には、危険物保安監督者などの規定が“ない”から、テキストに載っていないのです。
選択肢2の「点検」についても、同じ要領です。
「予防規定」のページに、「点検」についての詳細が書かれていたでしょうか?
また、逆を言えば、テキストの「点検」の節に、「予防規定」が言及されていたでしょうか?
「ない」はずです。そもそも、そんなものがない(定めされていない)からです。
選択肢5の「危険物の危険性をまとめた規定」うんぬんですが、一見するともっともらしいので、多くの受験生が引っかかったはずです。
しかし、これも、先と同じ要領です。
「予防規定」のページに、たとえば、「ガソリンの危険性」について、書かれていたでしょうか?
「予防規定」のところには、書かれていないはずです。個々の危険物の危険性は、「性消」のページにまとめられているはずです。
こんな次第で、「テキストの予防規定のところに、こんなもん、なかったぞ」と思い到れば、選択肢の多くを判別できるはずです。
「予防規定」の『漢字』に注目しましょう。
「“予防”規定」の「予防」と、選択肢2の「製造所等の火災の“予防”」とが被ってることを発見できれば、1点獲得のチャンスです。
(予防規定なんだから、火災の“予防”じゃないの?)と、常識を働かせてください。
こんな次第で、わからなくてもあきらめず、何とか解答のヒントを見出してみてください。
あてずっぽに解答するより、破格に正解率はアップします。
選択肢1の「製造所等における危険物保安監督者及び危険物取扱者の責務を定めた規程をいう。」ですが、誤った記述です。
選択肢の文言には、「危険物保安監督者及び危険物取扱者の責務」とあります。
ならば、危険物保安監督者及規定とか、危険物取扱者規定などにすべきですね。
(なんかおかしいなー)的な違和感から、判断しましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「製造所等の点検について定めた規程をいう。」ですが、誤った記述です。
選択肢には、「点検」とあります。
んなもんで、(点検なんだから、「点検規定」などじゃない?)くらいに判断しましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「製造所等の火災を予防するため、危険物の保安に関し必要な事項 を定めた規程をいう。」ですが、正しい記述です。
まずもって、「予防」という重要なキーワードがあります。
(「予防規定」なんだから、予防という文字のあるこれじゃね?)くらいに、判断しましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「製造所等における危険物保安統括管理者の責務を定めた規程をいう」ですが、選択肢1とよく似ています。
(危険物保安統括管理者なんだから、危険物保安統括管理者規定じゃないの?)的に判断しましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「危険物の危険性をまとめた規程をいう」ですが、誤った記述です。
「予防」の「よ」の字もないので、違うなと判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「予防規定」ですが、頻出論点があります。
当該予防規定を設けないといけないところを問う論点です。こっちの方が出ます。
「予防規定は語呂暗記」も、一読願います。
設問は、「適切なものはどれか?」です。
本問は、明らかに選択肢3が正しいです。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:危険物の品名・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:予防規定・・・迷彩あるも「普通」。
3問:指定数量計算・・・「ふつう」。
4問:保安距離・・・「ふつう」。語呂合わせ。
5問:5種消火設備・・・「やや難」。捨て問でよい。
6問:位置、構造及び設備・・・「ふつう」。
7問:市町村長への届出・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:使用停止命令・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。
9問:定期点検・・・「やさしい」。絶対レベル。
10問:免状の書換・再交付・・・「ふつう」。
11問:危険物保安監督者・・・「難」。ポイントのみ。
12問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。取れる問題。
13問:保安検査・・・「ふつう」。
14問:運搬容器・・・「やさしい」。基本問題。
15問:顧客用固定注油設備の彩色・・・「難」。解けない。捨て問。
16問:可燃物・・・「やさしい」。文系でも解ける。
17問:燃焼要素・・・「ふつう」。
18問:引火する最低温度・・・「やさしい」
19問:自然発火・・・「ふつう」。文系でも取れる。
20問:消火剤・・・「やさしい」。文系ガチ取り。
21問:静電気・・・「やや難」。
22問:燃焼熱計算・・・理系可。文系不可。
23問:化学基礎用語・・・「ふつう」。文系OK。
24問:金属のイオン化列・・・「やさしい」。文系100%。
25問:状態変化・・・「やさしい」。文系OK。
26問:類ごとの共通性状・・・「やさしい」。
27問:第4類の貯蔵・取扱・・・「やさしい」。
28問:第1石油類・・・「やさしい」。
29問:乙4の貯蔵・・・「ふつう」。解ける。
30問:4類火災・・・「ふつう」。
31問:自動車ガソリン・・・「ふつう」。
32問:キシレン・・・「ふつう」。解ける。
33問:灯油・・・「ふつう」。解ける。
34問:アセトアルデヒド・・・「やや難」。だが解く。35問:アセトン・・・「難」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は、最新問題が掲載される「 乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版 」を利用します。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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乙4に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙4の独学」をお読みください。
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