本問は、「医薬品」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」についての問題です。 生薬の選択肢があるので、難しい部類に入ります。できる選択肢に尽力してください。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「メチルベナクチジウム臭化物は、交感神経の伝達物質であるアドレナリンと受容体の反応を妨げること で、胃痛、腹痛を鎮める。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「交感神経の伝達物質であるアドレナリンと受容体の反応を妨げる」のところです。
正しくは、「副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げる」です。
「メチルベナクチジウム臭化物」は、「抗コリン成分」ですよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「パパベリン塩酸塩は、胃液分泌を抑える作用があるため、胃酸過多や胸焼けに対する効果を期待して用 いられる。」ですが、誤った記述です。
「パパベリン塩酸塩」ですが、手引きには…、
「消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙 攣 を鎮める作用を示すとされる。抗コリン成分と異 なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない」
…とあります。
また、選択肢の後半部分の「胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる。」ですが、これは、「抗コリン成分」の効能ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙 薬と制酸 薬の両方の目的で使用される。」ですが、正しい記述です。
「オキセサゼイン」の正しい記述です。
手引きには…、
「オキセサゼインについては、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、 胃腸鎮痛鎮痙 薬と制酸薬の両方の目的で使用される。精神神経系の副作用として、頭痛、眠 気、めまい、脱力感が現れることがある。妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、 妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされて いる」
…とあります。
禁忌ともどもよく出ます。ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用 は避ける。」ですが、正しい記述です。
「アミノ安息香酸エチル」の定番論点ですね。数字ともどもガチ暗記してください。
憶え方あります。リンク先を参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
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登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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