登録販売者 東京都 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第90問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「外皮用薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。

東京都 第90問‐外皮用薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であり、にきび治療薬に用いられるが、外用で の鎮痛作用はほとんど期待されない。」ですが、正しい記述です。

 「イブプロフェンピコノール」の正しい記述です。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹 ・皮膚炎を対象としている。」ですが、誤った記述です。

 全体的に間違ってます。

 手引きには…、

 「外皮用薬で用いられるステロイド性抗炎症成分は、体の一部分に生じた湿疹 しん 、皮膚炎、か ぶれ、あせも、虫さされ等の一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒 み等)の緩和を目的とする ものであり、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹 ・皮膚炎を対象とするものではない。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「クロタミトンは、皮膚に軽い 灼 熱感を与えることで痒 みを感じにくくさせる効果を期待して配合され ている場合がある。」ですが、正しい記述です。

 「クロタミトン」は、「温感刺激成分」ですね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「テシットデシチンは、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。」ですが、誤った記述です。

 「テシットデシチン」ですが、これは、「局所麻酔成分」ですね。

 選択肢の言う「患部のタンパク質と結合して皮膜を形成」は、「収斂 ・皮膚保護成分」の「酸化亜鉛」のものです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ(感冒)

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:プロスタグランジン

 64問:解熱鎮痛薬

 65問:眠気を促す薬

 66問:眠気防止薬

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 68問:小児の疳

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:漢方処方製剤・生薬(鎮咳去痰薬)

 71問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 72問:胃腸に作用する薬

 73問:胃腸に作用する薬の配合成分

 74問:漢方処方製剤(胃腸)

 75問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 76問:浣腸薬

 77問:強心薬

 78問:高コレステロール改善薬

 79問:貧血用薬(鉄製剤)

 80問:循環器用薬

 81問:外用痔疾用薬

 82問:内用痔疾用薬

 83問:泌尿器用薬

 84問:婦人薬

 85問:漢方処方製剤(婦人薬)

 86問:内服アレルギー用薬

 87問:漢方処方製剤(内服アレルギー用薬)

 88問:鼻に用いる薬

 89問:眼科用薬

 90問:外皮用薬

 91問:みずむし・たむし用薬

 92問:毛髪用薬

 93問:歯や口中に用いる薬

 94問:禁煙補助剤

 95問:ビタミンB2

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤

 98問:消毒薬

 99問:殺虫剤・忌避剤

 100問:妊娠検査薬

令和7年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

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