本問は、「医薬品」の「抗炎症成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「セミアルカリプロティナーゼは、フィブリノゲンを分解する作用があり、血液凝固異 常のある人では出血傾向を悪化させるおそれがある。」ですが、正しい記述です。
「セミアルカリプロティナーゼ」の正しい記述です。
要注意なので、長々と手引きを抜粋すると…、
「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインとも、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあり、血液凝固異常のある人では出血傾向を悪化させるおそれがあるので、」
「治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。」
「なお、血液凝固異常がない場合でも、まれに血痰や鼻血などの出血性の副作用を生じることがある。」
「また、肝機能障害があると代謝や排泄が遅延して、それらの副作用が現れやすくなるため、肝臓病の診断を受けている人の場合は、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である」
…とあります。
太文字部分は、他県で出題実績があるところなので、押えておくべきです。
さて、フィブリノゲンとフィブリンですが、これは、「人体」の「血小板」で出てくるカタカナ語句です。忘れていた人は、テキストで確認しておきましょう。
最近は、「相談すること」が「医薬品」でも問われるようになっているので、押えましょう。実務でも使います。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがあり、 1日最大服用量がグリチルリチン酸として40mg以上となる製品では長期連用を避け る必要がある。」ですが、正しい記述です。
「グリチルリチン酸」の正しい記述です。
「グリチルリチン酸・・・偽アルドステロン症」は、ガチ暗記です。絶対出ます。
また、数字は、常に狙われています。「医薬品の数字1」を一読をば。
なお、かぜ薬では、「グリチルリチン酸」ではなくて、「グリチルリチン酸二カリウム」で登場します。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「トラネキサム酸は、肝機能障害があると代謝や排泄が遅延して、それらの副作用が現 れやすくなるため、肝臓病の診断を受けている人は医師等に相談する必要がある」ですが、誤った記述です。
「トラネキサム酸」が「相談すること」なのは、「血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)や血栓を起こすおそれのある人」です。
選択肢の言う「肝機能障害があると代謝や排泄が遅延」ウンヌンの禁忌があるのは、選択肢aで見たように、同じ抗炎症成分の「セミアルカリプロティナーゼ」や「ブロメライン」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「カミツレは、甘味料として一般食品や医薬部外品にも広く用いられているため、総摂 取量が継続して過剰にならないよう注意を促す必要がある。」ですが、誤った記述です。
配偶者のように、つまらない選択肢です。
間違っているのは、「カミツレ」のところです。
正しくは、「カンゾウ」です。
即答できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、「カンゾウ」ですが、おかきや飲み物の甘味料として、配合されています。
amazon参考:かっぱえびせん
んで、選択肢に出た「カミツレ」は、「発汗、抗炎症等の作用」があります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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