午後10問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「鎮暈薬」についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。

午後10問‐鎮暈薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ジプロフィリンは、不安や緊張などの心理的な要因を和らげることを目的として配合 される鎮静成分である。」ですが、誤った記述です。

 「ジプロフィリン」ですが、これは、「キサンチン系成分」です。

 「脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる」の効能があります。

 選択肢の言う「鎮静成分」ですが、鎮暈薬では、おなじみ「ブロモバレリル尿素」などが該当します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経 反射を抑える作用を示す。」ですが、正しい記述です。

 「抗ヒスタミン成分」の「ジメンヒドリナート(ジフェンヒドラミンテオクル酸塩)」の正しい記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く、持続時 間は短い」ですが、誤った記述です。

 定番問題です。

 「抗ヒスタミン成分」の「メクリジン塩酸塩」ですが、「遅く・長い」が特徴です。

 当該「メクリジン・遅く・長い」は、昔から問われているので、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「ジフェニドール塩酸塩は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、 その症状を悪化させるおそれがある」ですが、正しい記述です。

 「ジフェニドール塩酸塩」は、「抗めまい成分」です。

 抗ヒスタミン成分や抗コリン成分と、同様の副作用が生じます。

 手引きには…、

 「(ジフェニドール塩酸塩は、副作用として、)頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常な眩しさ、口渇のほか、浮動感や不安定感が現れることがある。」

 「排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがあり、

 「使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師 に相談がなされることが望ましい。」

 …とあります。

 全国的な傾向として、「緑内障」が問われているので、意識して、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 午後1問:かぜ(感冒)

 午後2問:かぜ薬の配合成分

 午後3問:抗炎症成分

 午後4問:漢方処方製剤(かぜ)

 午後5問:かぜ薬の配合成分と副作用

 午後6問:痛みや発熱が起こる仕組み及び解熱鎮痛薬の働き

 午後7問:解熱鎮痛成分

 午後8問:眠気を促す薬

 午後9問:カフェイン

 午後10問:鎮暈薬

 午後11問:漢方処方製剤(小児の疳)

 午後12問:鎮咳去痰薬

 午後13問:口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)

 午後14問:胃の薬

 午後15問:胃腸に作用する薬

 午後16問:漢方処方製剤(胃)

 午後17問:腸の不調及び薬

 午後18問:腸の薬及びその配合成分

 午後19問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後20問:浣腸薬

 午後21問:駆虫薬

 午後22問:強心薬

 午後23問:高コレステロール改善薬

 午後24問:貧血症状及び貧血用薬

 午後25問:循環器用薬

 午後26問:痔及び痔疾用薬

 午後27問:泌尿器用薬

 午後28問:婦人薬

 午後29問:内服アレルギー用薬

 午後30問:鼻に用いる薬

 午後31問:眼科用薬

 午後32問:殺菌消毒成分

 午後33問:皮膚に用いる薬

 午後34問:歯や口中に用いる薬

 午後35問:禁煙及び禁煙補助剤

 午後36問:ビタミン成分

 午後37問:漢方処方製剤

 午後38問:公衆衛生用薬

 午後39問:衛生害虫、殺虫剤・忌避剤

 午後40問:一般用検査薬

令和3年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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