本問は、「医薬品」の「衛生害虫、殺虫剤・忌避剤」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「殺虫剤・忌避剤のうち、人体に対する作用が緩和な製品は、医薬部外品として製造販 売されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「保健衛生上の害を及ぼす昆虫等を衛生害虫という。」ですが、正しい記述です。
これまた、そのとおりの記述です。解説のしようがありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「シラミの防除は、フェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉といった医薬品に よる方法のみである」ですが、誤った記述です。
医薬品以外の方法もあります。
手引きには…、
「物理的方法としては、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などがある。」
「医薬品による方法では、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。」
「また、シラミの成虫が脱落して次の宿主に伝染しやすい場所には殺虫剤を散布して、寄生の拡散防止を図ることも重要である。」
…とあります。
こういう出題もあるので、テキストを精読しておきましょう。
まあ、本問には、「のみ」という断定があるので、この点でも、おかしいなーと判断できるかと思います。
参考:「すべて」と「のみ」のある選択肢に注意する‐登録販売者
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「有機リン系殺虫成分の作用は、アセチルコリンを分解する酵素と不可逆的に結合して その働きを阻害することによる。」ですが、正しい記述です。
「有機リン系殺虫成分」なので、「不可逆的」で正しいです。
対して、「カーバメイト系殺虫成分、オキサジアゾール系殺虫成分」は、「可逆的」です。
超絶に出るところなので、ガチで憶えましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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