ベラドンナ総アルカロイドは、「内服アレルギー用薬」の「抗コリン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「抗コリン成分」
「鼻炎用内服薬では、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、」
「鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、」
「ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド等の抗コリン成分が配合されている場合がある。」
「ベラドンナはナス科の草本で、その葉や根に、副交感神経系から放出されるアセチルコリ ンの働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ベラドンナ総アルカロイド」は、「内服アレルギー用薬」の「抗コリン成分」として登場します。
市販薬には、「鼻炎薬A「クニヒロ」 48錠 」などがあります。
当該「ベラドンナ総アルカロイド」は、「内服アレルギー用薬」で、そこそこに選択肢に登場する成分となっています。
「岡山県 R2 午後第29問」や「東京都 R2 第83問」、「新潟県 R3 第77問」などの出題実績があります。
優先順位は「やや高い」です。
テキストの記述は少ないので、精読しておきましょう。
ベラドンナ総アルカロイドは…、
① ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるために配合される。
② ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることにより、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として用いられる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるために配合される」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」の説明です。
そして、ベラドンナ総アルカロイドは、「抗コリン成分」です。
よって、①は、「○」となります。
②の「ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることにより、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として用いられる」ですが、正しい記述です。
本問で、注意すべき語句は、「副交感神経系」です。
「ひっかけ問題」では、平気の平左衛門で、「“交感神経系”の働きを抑え」などと出るので、要注意です。
本問では、抗コリン成分の正しい記述の「副交感神経系の働きを抑え」となっているので、正しいです。
よって、②は、「○」となります。
「抗コリン成分」の「ベラドンナ総アルカロイド」ですが、手引きの記述が少ないのに、よく出題される費用対効果の高い成分です。
出題されても、ほとんどは、基本の「成分名‐名称」が出題されています。
テキストの精読で事が足るので、シッカリと見ておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「鼻炎薬A「クニヒロ」 48錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「内服アレルギー用薬」の他の「抗コリン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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