ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「抗炎症成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「抗炎症成分:ステロイド性抗炎症成分」
「痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、」
「ヒドロコルチゾン酢酸エステル、プレドニゾロン酢酸エステル等のステロイド性抗炎症成分が配合されている場合がある。」
「なお、ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「抗炎症成分」として登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g 」などがあります。
当該成分は、痔の薬でも、そこそこ出題されています。
「広島県 R2 午後24問」や「東京都 R2 第81問」といった出題例があります。
出るところは、決まっているので、シッカリ見ておきましょう。
優先順位は、「高い」です。
ヒドロコルチゾン酢酸エステルは…、
① ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる」ですが、正しい記述です。
ごぞんじのように、ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、「ステロイド性抗炎症成分」です。問題文には、「“炎症”や痒みを和らげる」とあるので、ここで判断できます。
よって、①は、「○」となります。
ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、「ステロイド性抗炎症成分」です。
よって、含有量に関わらず、長期連用を避けます。
本試験では、「ヒドロコルチゾン酢酸エステルの配合された○○薬は、患部に改善が見られなくても、使い続けてよい」といった体裁で出ます。もちろん、「×」です。
当該「長期連用を避ける」は、「適正使用」での論点でもあるのでチェックしておきましょう。
「大阪府 H30 第107問」といった出題例があります。
参考:長期連用しない
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「排泄に関わる部位に作用する薬」の「抗炎症成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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