アミノ安息香酸エチルは、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所麻酔成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「局所麻酔成分」
「局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の神経伝導を可逆的に遮断する作用を示す。」
「痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として、」
「リドカイン、リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、プロカイン塩酸塩等の局所麻酔成分が用いられる。」
「リドカイン、リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチル又はジブカイン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「アミノ安息香酸エチル」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所麻酔成分」として登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g 」などがあります。
当該成分は、「痔の薬」では、あまり試験には出ません。
また、出るにしても、「山口県 R4 第81問」のように、他の薬の成分で勉強していれば解ける問題がほとんどです。
優先順位は、「ふつう」です。
アミノ安息香酸エチルは…、
① アミノ安息香酸エチルは、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として、配合されている場合がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「アミノ安息香酸エチルは、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として、配合されている場合がある。」ですが、明白に誤りです。
アミノ安息香酸エチルは、おなじみ「局所麻酔成分」です。
本問の記述は、タンニン酸などの「収斂保護止血成分」のものとなっています。
よって、①は、「×」となります。
なお、痔の薬の論点ではありませんが、アミノ安息香酸エチルは、「メトヘモグロビン血症」のおそれがあるため、「6歳未満への使用を避ける」が頻出論点です。
当該6歳未満のくだらない憶え方ですが、前後のカタカナ「アミノ」と「エチル」が、ちょうど「6」文字なので、「6」歳未満、といった感じで憶えます。
アミノ安息香酸エチルは、まれに、重篤な副作用として、「ショック(アナフィラキシー)」が生じます。
最近では、「ショック(アナフィラキシー)」が正面から問われるようになっているので、該当する成分を、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、横断的に押えておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「排泄に関わる部位に作用する薬」の「局所麻酔成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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