イソプロピルメチルフェノールは、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「殺菌消毒成分
「痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、」
「クロルヘキシジン塩酸塩、セチルピリジニウム塩化物、ベンザルコニウム塩化物、デカリニウム塩化物、イソプロピルメチルフェノール等の殺菌消毒成分が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「イソプロピルメチルフェノール」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「殺菌消毒成分」として登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g 」などがあります。
当該成分は、なぜかしら、よく登場する成分となっています。
「東京都 H29 第81問」といった出題例があります。
優先順位は、「高い」です。
イソプロピルメチルフェノールは…、
① イソプロピルメチルフェノールは、血管収縮作用による止血効果を期待して用いられる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「イソプロピルメチルフェノールは、血管収縮作用による止血効果を期待して用いられる」ですが、誤りです。
イソプロピルメチルフェノールは、「殺菌消毒成分」で、局所の感染を防止するために、配合されます。
問題の言う「血管収縮作用による止血効果」は、おなじみの「アドレナリン作動成分(止血成分)」のことです。
よって、①は、「×」となります。
当該ベンザルコニウム塩化物は、「皮膚に用いる薬」にも出てくる成分です。
手引きには、「クロルヘキシジン塩酸塩、イソプロピルメチルフェノールの殺菌消毒作用に関する出題に ついては、Ⅹ(皮膚に用いる薬)を参照して作成のこと。」という準用規定があります。
念のため、「皮膚に用いる薬:イソプロピルメチルフェノール」も、見ておいてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】メンソレータムリシーナ軟膏A 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「排泄に関わる部位に作用する薬」の「殺菌消毒成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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